新型iPhone 15 Proシリーズで噂される12の新機能と変更点まとめ

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Appleはもうほぼ1ヶ月ちょっと先に迫った9月に、iPhoneの新ラインナップ、iPhone 15シリーズをリリース発表する予定とみられています。iPhone 15のシリーズ構成は現行最新のiPhone 14シリーズと同様とされていますので(残念ながらまだ折りたたみ式モデルは出ない模様)、ハイグレードのiPhone 15 Pro及びPro Maxもリリースされるものと思われます。

iPhone 14 Pro

今回そのiPhone 15 Pro及びPro Maxモデルには多くの新機能と変更がもたらされると噂されていて、主に噂されている大きな変更点がUSB-Cポートへの変更、A17 Bionicチップ、チタンフレーム、アクションボタンですが、他にも色々あるので、今までアナリストやその他リークサイトなどから集めた情報を12個にまとめてみました。

  1. A17 Bionicチップ: iPhone 15 Proモデルには、SoCとしてTSMCの3nmプロセスで製造されたAppleの次世代A17 Bionicチップが搭載される予定です。A16 Bionicチップの5nmプロセスから3nmプロセスになることで、大幅なパフォーマンス向上やバッテリー消費を抑える効果が期待されます。なお標準のiPhone 15とiPhone 15 PlusにはiPhone 14シリーズと同様のA16 Bionicチップが搭載されると予想されていて、SoCの性能でもProモデルとの差別化を図る予定とみられています。ちなみに下の図はM2チップです。これよりももっと微小化が進むということになります。
    M2-chip-production
  2. チタンフレーム:Apple Watch Ultraと同様に、iPhone 15 Proモデルには従来のステンレススチールの代わりにチタンフレームを採用されると予想されています。もちろん、それによって価格が上昇する可能性が高いともいわれています。
  3. 超薄型ベゼル:最近の Apple Watch モデルと同様、iPhone 15 Pro はディスプレイの周囲に超薄型の湾曲したベゼルが採用されると噂されています。ただ、それだと他のAndroid機種と同様画面端スワイプが勝手に反応するなど誤操作を招くのが少し気になりますが。
  4. USB-C ポート:アナリストの Ming-Chi Kuo 氏のツイートによると、 iPhone 15 Pro モデルには少なくとも USB 3.2 または Thunderbolt 3 をサポートするUSB-C ポートが搭載され、このUSB-Cケーブルを使用した場合のデバイスのデータ転送速度が、Lightning を搭載した既存の iPhone と比較して大幅に向上するとのことです。Kuo氏は、iPhone 15の標準モデルのUSB-Cポートは引き続きLightningと同様にUSB 2.0の速度に制限されると述べていますのでここでも差別化が図られそうです。なおUSB-Cケーブルの採用で更なる高速充電が採用されることが期待されます。他のAndroidデバイスではもう何年も前から搭載されている機能で、特にHUAWEIの66W充電などは感動的に速くて実用的なので、もったいぶってないでさっさとiPhoneにも搭載してほしいところです。
  5. Wi-Fi 6E:かつてAppleリーカーのUnknownz21 (@URedditor)氏からリークされた回路図によると、現行最新の Mac や iPad Pro と同様、iPhone 15 Pro ではより高速なワイヤレス速度を実現する Wi-Fi 6E がサポートされるということです。
    iphone-15-pro-wifi-6e
  6. 内蔵RAMの増加:台湾の調査会社TrendForceの記事によると、iPhone 15 Proモデルには内蔵RAMが8GBまで増加され、標準モデル(iPhone 15無印モデル)には現在と同様に6GBの内蔵RAMが搭載される可能性が高いとのことです。 内蔵RAM が追加されると、Safari などのアプリがバックグラウンドでより多くのコンテンツをアクティブにしておくことができるため、アプリが再度開いたときにコンテンツがリロードされなくなるのがメリットです。ちなみに私が現在メインで使用しているiPhone 12 Pro Maxで既に内蔵RAMは6GBだったのですが、結構リロードが発生するので、最近はアプリのメモリ使用容量が大きくなっていると思われます。8GBに容量がアップされるのは嬉しいですが、どのくらい効果があるかは未知数ですね。
  7. アクションボタン: iPhone 15 Proモデルには、Apple Watch Ultraのようなカスタマイズ可能なアクションボタンが搭載されていると噂されています。このボタンは、2007 年の初代iPhone(iPhone 2G)発売以来すべての iPhone モデルに搭載されてきた着信音/サイレントスイッチに置き換わるものといえば、ものすごい変化だといえるのではないでしょうか。ユーザーは、このボタンに着信音/サイレント、おやすみモード、懐中電灯、低電力モードなど、またはそれ以上のさまざまなシステム機能に割り当てることができると言われていますが、ボタンだとポケットなどに入っている時に誤って押してしまわないか心配ですけどね(例えば公共の場や職場等で勝手に着信音がオンになっていたらまずい)。スイッチだったからよかったところもあり、この辺は本当にどうなるか気になるところです。長押しが必要とか画面での確認が必要とかにした方がいいかもですね(でも結局スイッチより不便になりますけどね)。
    iPhone 15 Case
  8. iPhone 15 Pro Max の光学ズームの向上:アナリストのMing-chi Kuo 氏によると、iPhone 15 Pro Max にはペリスコープ望遠レンズが搭載される予定です。これにより、iPhone 14 Pro モデルの光学ズーム3倍と比較して、デバイスの光学ズームは最大5倍から6倍になる可能性があります。これは、まあよく使う人にとってはありがたいことですが。。既に他のAndroidデバイスでは普通にできていることなので、驚くほどのことでもないですね。
  9. 超広帯域チップ搭載:前出のアナリストのMing-chi Kuo氏のツイートによると、iPhone 15モデルには、 Appleの今後のVision Proヘッドセットとの統合を改善するために、アップグレードされた超広帯域チップ(現在はU1チップと呼ばれている)が搭載される可能性が高いということです。新しいチップは、AirDrop や Find My アプリの Precision Finding などの位置情報ベースの機能のパフォーマンスの向上や消費電力の削減も実現する可能性があります。
  10. LiDARスキャナーの改善: iPhone 15 Pro モデルには、ソニーが提供するより電力効率の高いLiDARスキャナーが搭載され、ARアプリやナイトモード写真の3D深度スキャンのパフォーマンスが向上する可能性があるとMingchi Kuo氏は連続ツイートの中で述べています。今でも十分だと思うのですけど、更に改善されるのですね。ソニーの部品が更に売れるのは嬉しいですけどね。
  11. より修理しやすいデザイン: BloombergのMark Gurman氏の記事によると、iPhone 14 と iPhone 14 Plus に続き、iPhone 15 Pro も従来よりは修理しやすいデザインになることが予想されます、、が、修理は素人にはお勧めできません。やはり慣れている人や業者にお任せした方がいいのは間違いないです。
  12. より多くの国で eSIM のみのモデルが販売: フランスのメディアiGenerationによると、iPhone 15 Pro モデルは、フランスおよびその他の国でeSIMのみの端末が出る可能性があります。Appleは昨年、米国のみで初めてiPhone 14モデルから物理SIMカードトレイを廃止し、eSIMのみのモデルとしました。もちろん日本や中国はキャリアとの関係でまだまだ物理SIMカードトレイがついたモデルになると思われますので安心してください。

今のところ主要な噂はこのくらいですが、残り1ヶ月強で他の噂やリーク情報が出てくることも考えられます。当ブログでも新しい情報を追っていきたいと思います。

記事は以上です。

(記事情報元:MacRumors

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