【衝撃的魔改造!】eSIMのみのiPhone 15 Pro US版に穴を開け物理SIMカードスロットを追加する中華修理業者が現る【改造承ります】

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先月末に発売開始されたばかりの新型iPhone 15シリーズですが、アメリカ合衆国版(以下US版)はeSIMしかなく、物理SIMが挿せないことで有名です。しかしアメリカ以外は全てのキャリアがeSIMに対応しているわけではなく、特に中国では携帯電話向けの公式なeSIMサービスそのものが始まっていません。そんな中、世界のiPhone修理技術のメッカ、中国広東省深圳にある華強北に、iPhone 15 Pro US版を魔改造して、物理SIMカードスロットを追加することに成功したiPhone修理業者が現れました。

まずはその衝撃的な魔改造の証拠画像はこちらです。

iPhone 15関連のリークで名を馳せたTwitter(X)アカウントのMajin Buが中国の市場でこんなのが出回っていると投稿し、それに対してJiaというアカウントが動画を貼り付けています。

この抖音(中国本家TikTok)のアカウントを調べたところ、華強北にあるiPhone専用の修理屋さん、深式快修(深式电子=深式電子)のオーナー、盧さん(老卢と呼ばれている人)がやっているようです。山東省出身で、既に十数年の携帯修理屋経営実績あり。2008年から山東省で十数店舗の携帯修理屋をチェーンで展開、2018年7月には深圳華強北に来て開業(かなり遅い部類ですね)。ただ2019年末から始まった新型コロナの影響で、200万元(4000万円)以上の借金を背負うことになり、現在も完済できていないとのこと。苦労人ですね。。

深式快修は現在のところ、華強北に窓口の役割となる実店舗が3店舗、そしてバックグラウンドの作業部屋が4つあるそうです。そのうちの1店舗がこちら。華強北のどこか(赛格でしょうか?)の店舗番号F4108Dのようですね。

ただ彼の抖音チャンネルはそこまで注目を集めているわけではなさそうです。フォロワーは7625人もいますが。。

実際の動画再生数は1つにつき数十〜数百程度、たまに数千というのがあるくらいです。平均で言えば私より少ないくらい😂

さすがに中国人から見ても結構やばい修理をやっているので、依頼する人も少ないんじゃないかと思います。。とはいえ、iPhoneはこれまでもUS版が最安値であって、それを持ち出して他国で使えれば一番コスパがいいことになります。ただiPhone 14の代からUS版は大胆に物理SIMを廃止してeSIMのみになってしまったため、それが殆ど不可能になってしまいました。それをできるだけ安い価格で改造して物理SIMカードを足せるならいいですよね。

この深式快修では、1つ前の世代iPhone 14 US版(eSIM版)にもSIMカードスロット追加魔改造を承っているようです。ただ深式快修の盧さんはいかんせん世界のiPhone修理技術のメッカ、華強北に来たのがちょっと遅すぎですね。私はかつて2013年から深圳華強北にいて、SIM下駄やベースバンドモデムチップ交換から始まるSIMロック解除を受け付けていて、業界の真っ只中におりました。もう10年の付き合いですね。。その華強北の提携先パートナー企業に問い合わせたところ、この改造、できるそうです。私の提携先はこれまでベースバンドモデムチップ交換やロジックボード交換によるSIMロック解除なども問題なくやってくれていたところなので、問題なさそうです。

iPhone 15シリーズUS版をお持ちで、Apple Care+等の保証は全く効かなくなりますが、iPhone 15や14のUS版(eSIM版)に物理SIMスロットを追加することにご興味のある方は、このブログのお問い合わせから私にご連絡いただければ、承ることができます。よろしければ、ぜひ。ただし国際輸送が発生する場合は最近あまりやっていないので、まずは中国大陸内からの依頼を優先したいと思っています。

※私自身が持ち合わせているのはiPhone 15 Pro Max中国本土版で、もともと物理デュアルSIM対応なので、この実験ができずに残念です。

記事は以上です。

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