Apple Watch Ultra 3(中国本土版)買ってみた。開封の儀とファーストインプレッション

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今年2025年9月9日にiPhone 17シリーズやiPhone Airと共にAppleから発表されたApple Watch Ultra 3。Ultraももう3代目。外観としてはほぼ全く違いがわからないのですが、2からのアップグレードは2年ぶりということで地味ながらいくつかの確実なバージョンアップがありました。

Appleは初物に要注意というのが定説ではありますが、自分はApple Watch Ultraの初代をずっと使っていました。しかし最近少しバッテリーがへたってきたのもあり、9月9日のiPhone 17メインの新製品発表イベントで気になったのがAirPods Pro 3と、このApple Watch Ultra 3でした(iPhone 17シリーズやiPhone Airには興味なし、笑)。

というわけで少し時間が経ちましたがすぐに手に入るということで、Apple中国の公式サイトからApple Watch Ultra 3をポチりました。購入したのはブラック仕上げの、ブラックのオーシャンバンド。Apple Watch Ultra初代ではナチュラル+イエローのオーシャンバンドだったので、一気に超渋めの地味な感じになります。まあ、せっかく買い換えるので気分を変えたいなと思いまして。

そして次の日には到着。さすがAppleです。小都市の広東省中山市でも、在庫さえあればちゃんと次の日には届けてくれます。

というわけで開封の儀を行っていきたいと思います。

Apple Watch Ultra 3 中国本土版 開封の儀

まずは運送用の段ボールを開けると、外箱はこんな感じ。実は初代と大きさも構造も全く同じですが、色が違いますね。ブラックを選んだから?ちょっとわかりませんが。

裏側はこんな感じ。これも初代と同じです。ただ、初代はオーシャンバンドとの組み合わせであることが後貼りのシールで示されていましたが、今回のパッケージでは箱の上に印刷されています。ということは、組み合わせるバンドによって、印刷内容を変えているということになります。恐らくシールは環境に悪いし部品点数も増えるという理由で廃止になったのでしょう。その代わり、この外箱の印刷後の在庫管理の手間は増えそうです。と元製造業としてはそんなことばかり気になってしまいます😂

外箱を開けるとイメージ図と説明書の冊子が。初代は海だけだったのですが、3のは山が入ってますね。2は知りませんw

その冊子の下に、本体とバンドがそれぞれ別に入っています。これも初代と同じ構造、大きさも同じです。

ではいよいよ本体の開封です。箱をiPhoneなどと同様、蓋を掴んでゆっくり落とすように開封すると、現れるのがこれ。左がApple Watch Ultra 3の本体、右はApple Watch専用のMagSafe充電ケーブルです。本体は紙で保護されています。Appleは以前から梱包ではかなり徹底的にプラの排除を進めていますね。

というわけで包んでいた紙の皮を剥いて、Apple Watch Ultra 初代(右)と並べてみました。もし仕上げをナチュラルで選んでいたら違いが全くわからないレベルです。

裏側も違いが殆どわかりませんが、真ん中のセンサー類が増えているのがわかるので、そこだけで区別がつく感じでしょうか。

横から見ても違いが全くないので区別が全くつきません。ほんと、色変えておいてよかった。

バンドはこんな感じです。ブラックのオーシャンバンド。なぜオーシャンバンドばかり買うかについては、下の方に記しておきます。

というわけで、オーシャンバンドのバンド留め具を所定の場所に取り付けて、あとはバンドをApple Watch Ultra 3本体に取り付ければ完成!ということで装着してみました。これは既にセットアップが終わった状態ですが、初代よりも表示範囲が広くなって画面一杯に表示されているな!というのが大きな違いに思えます。あとはバッテリーがかなり持つイメージ。それから、同じ常にオン機能でも常時秒針が表示されているのは初代との大きな違いですね。他はまあ、色が落ち着いたなーというくらいで今のところ特に初代との違いを感じません😂

自分はスマートウォッチにはこれまでの機械式時計などは逆立ちしてもできないような高機能を求めているので、文字盤もUltra限定のモジュラーにしています。7種類もアプリ表示を配置できるのがスグレモノです。これでも足りないくらい😂

Apple Watchの機種変更はとても簡単で、最初のペアリングと同様母艦(iPhone)に近づけるだけで、あとは本体に表示される模様を指示通り読み込んで、バックアップから復元するだけで完了します。

これまで使っていたApple Watch Ultra 初代は、母艦側のWatchアプリからペアリングを解除すると「探す」アプリからも対象が外れてアクティベーションロックが解除され、そして中身のデータが消えました。

Apple Watch Ultra 3 中国本土版の特徴

皆さん気になるApple Watch Ultra 3の中国本土版と他国版との違いは、、

  • 衛星通信機能
  • 睡眠時無呼吸症候群のアラート
  • 台湾(中華民国)の国旗の表示機能

ないことです。恐らくハードウェア的には変わりはないのでしょうけど、中国では許可が下りないので、OSレベルなどソフトウェアでオフにしているのかと思います。

結論:中国大陸に住んでいる人でもなければわざわざ中国本土版を買う意味はありません😂

僕がオーシャンバンドに拘る理由

上記の通り、僕はApple Watch Ultra 初代と3で両方オーシャンバンドを買っています。

ではなぜ僕がオーシャンバンドに拘るのか?

実はこれまでApple Watch初代から何代かApple Watchを買い換えて使い続け、様々なバンドを試した経験と結果によるものです。

僕が住んでいる亜熱帯気候に属する広東省や、しょっちゅう出かける東南アジアという常夏で年がら年中蒸し暑いところでは、他のバンドだとすぐ臭くなったり汚れたり、着け心地(装着性)に問題が出るからです。

Apple Watch Ultraでは、標準ではアルパインループとトレイルループがあり、あとはこれまではウーヴンバンドなどもあり、これらは全部人工繊維でできています。しかしこれらは繊維の隙間に汗だとか皮脂のカスが溜まってしまい、見た目も汚れてしかも異臭を放つようになります。毎日洗っていても、です。あと、洗ってもなかなか乾かないのも難点です。

ミラネーゼループもApple Watch 初代からある高級バンドですが、金属も同様の理由で見た目が汚れます。あと、着けていて重くて暑苦しい。暑いところには向いていないのです。

オーシャンバンドがよいのは、そもそもシリコンよりもベタベタしにくいフルオロエラストマーという材質を使った上に、表面が波打ったデザインで、肌への接触面を少なくしていることから、装着感がとてもスッキリしてよいのです。同じフルオロエラストマーでも、スポーツバンドは平面なので、べたっと肌に着く感じがします。以前は使っていましたが、ともかくApple Watch Ultraになってからこのオーシャンバンドの着け心地が圧倒的にいいことに気付いて他が使えなくなってしまったのです。

オーシャンバンドで使用されている材質のフルオロエラストマー(Fluoroelastomer)は、フッ素を含む高性能な合成ゴムの一種で、耐熱性・耐薬品性・耐久性に優れており、過酷な環境下でも劣化しにくいという特徴があります。そしてともかく汚れにくい。水洗いしても水が染みこむことはないので拭けば終わりです。

ただ、フルオロエラストマーとはいえ、2〜3年使うと多少汚れはついてきます。自分はほぼ毎日寝る前にハンドソープでApple Watch Ultra本体と共に洗っていますが、イエローだと装着面に多少汚れがつきます。でもがしがしこすればほぼわからないくらいまで落ちます。ブラックだとたぶんもう全く目立たないと思います。

そして表から見える面は今でも十分きれいです。多少、傷はありますけど。。

Apple Watch Ultra初代のトレードイン(下取り)、その価格は?

あ、ちなみに今回所持しているApple Watch Ultra初代はApple Trade in(换购计划)下取りに出すことにしました。

さて、気になるその下取りのお値段は?

全部機能や外観に問題ないという条件で1,475RMB(約3万円程度)。

もしかしたら多少傷がついているのでここから引かれるかもしれませんが。。

まだ発送は後日の予定なので、またここで続報を出していきたいと思います。

なお繰り返しになりますが、もし買い換えをされた方は、これまで使っていたApple Watchを売却したり譲渡する前に、母艦側のWatchアプリからペアリングを解除すると「探す」アプリからも対象が外れてアクティベーションロックが解除され、そして中身のデータが消えます。ただ念のためそれが終わった後、画面に表示される全ての設定をリセットを選んで工場出荷時の状態に戻しておくことをお勧めします。

Apple Watch Ultra 3は買いか

Apple Watch Ultra 初代やその他の3〜4年以上前のスマートウォッチをご利用の方は買い換えたら違いがはっきりとわかると思います。

センサー類の増加で機能も向上しているのと、ともかくバッテリー駆動時間が違います。

ただ、それ以外はかなりのプロ仕様で、普段使いであればコスパも考えるとApple Watch Series 11やApple Watch SE 3でも十分という感じもしますけども。。

ただ、公道で走らせるので十分だからという理由で大衆車を買うか、やはり性能のいいものを使いたいのでポルシェとかを買うか。。というのの違いかと思います。何年ももたない電子製品にHERMÈSモデルを買う必要は全くないと感じますけどね。そういえばApple Watch 初代にはEditionというホンモノの金でできたモデルがありましてね。。(インターネット老人会

記事は以上です。ご覧いただきありがとうございます!

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