【デモ動画リーク!】カメラ付きAirPods、macOSのRCに宣伝映像が同梱。9月発表の可能性が高まる

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Appleが【カメラ付きAirPods】のデモ動画を、macOS Tahoe 26.7のリリース候補版に入れたまま出荷していました。MacRumorsが見つけたもので、本を見ながら「これを覚えておいて」とSiriに頼む場面が映っています。噂の段階の話ではありません。製品の宣伝映像が、正式版の直前のビルドに入っていたという話です。

デモ動画より。AirPodsを着けた男性が本を掲げている場面

動画に映っているもの

AirPodsを着けた男性が本を手にし、Siriにその本を覚えておくよう頼む、という短い映像です。Siriのナレーションはこうです。

With Visual Intelligence, your world becomes savable. See something you like? Just ask me to save it for later.

(Visual Intelligenceで、あなたの世界は保存できるものになります。気になるものを見つけたら、後で見られるように保存してと頼むだけ。)

つまり、耳に着けたカメラが見ているものを、そのままSiriに預けられるという機能です。手を使わず、端末を取り出さず、見ているだけで済む。眼鏡型の装置がずっと目指してきたことを、イヤホンでやろうとしていることになります。

肝心のカメラは映っていない。ただし軸が太い

興味深いのは、動画の中でカメラそのものが見えないことです。

本体の見た目は現行のAirPods Proとほとんど変わりません。唯一はっきり違うのが、軸(ステム)がやや太くなっている点です。

デモ動画より。耳に装着されたAirPodsの拡大。軸がやや太い

耳元の拡大。元の映像が圧縮されているため粗いが、軸の形は判別できる。

ここは推測になりますが、カメラを軸の先端に入れたと考えるのが自然でしょう。耳に着けたとき、軸は下向きに伸びて顔の横に来ます。その先端に前方を向いたカメラを置けば、視線とほぼ同じ方向を捉えられます。しかも髪や耳たぶで隠れにくい。

実際、コードの中には髪でAirPodsが覆われている場合に警告を出す仕組みの痕跡も見つかっています。カメラが塞がれることを、Appleが実装の段階で問題として扱っていた証拠です。

デモ動画がRCに入っていた、という事実の重さ

ここが今回いちばん大事な点だと思います。

コードの断片やアイコンが見つかるという話は、Appleのベータ版では珍しくありません。しかし今回入っていたのは完成した宣伝映像です。ナレーションが入り、演者がいて、機能の見せ方まで決まっている。

しかも入っていたのは開発途中のビルドではなく、リリース候補版(RC)です。RCというのは、問題がなければそのまま正式版になるものを指します。そこに製品の宣伝映像が同梱されていたということは、発表が目前だと考えるのが自然です。

9月のiPhone発表イベントで出てくる可能性が高い、と各紙が見ているのはそのためです。

型番が2つあることにも注意

カメラ付きAirPodsとされる型番は、実は2つ存在します。

  • B790 … 今回の動画に映っているとされる方。2026年中の登場もあり得る
  • B798 … 別のカメラ搭載機。2027年とみられている

以前から噂されていたのはB798の方で、そちらは2027年に遅れると報じられていました。今回B790という別の型番が動いていることが分かったため、「カメラ付きは再来年」という前提が崩れたことになります。

なお、私が先日お伝えしたコード内の痕跡「B790 start image stream failed for left bud(B790の左耳側で映像ストリームの開始に失敗)」も、この型番のものです。左右それぞれが映像を扱う設計だという点は、動画の存在と矛盾しません。

値段と名前はどうなるか

ここからは私の見立てです。

現行のAirPods Pro 3が249ドルですから、カメラとその処理を積むならそれより高くなるはずです。名前についても、単純に「AirPods Pro 4」とするには機能の性格が違いすぎます。Appleが上位を示すときに使う札は決まっているので、「AirPods Ultra」のような別系統の名前を持ってくる可能性はあると思っています。折りたたみiPhoneが「iPhone Ultra」と呼ばれている流れとも揃います。

もっともこれは推測で、根拠のある情報ではありません。

中国で売れるのか、という問題

ここからは中国在住者としての話です。

正直に言って、この製品は中国で難しい立場に置かれると思います。

常時カメラを着けて歩くという形が、中国では警戒されやすいからです。オフィスビル、工場、政府機関、一部の商業施設では、撮影機能を持つ機器の持ち込みが制限されます。眼鏡型の装置が中国で伸び悩んだ理由の一つもそこにありました。イヤホンは眼鏡より目立たない分、かえって扱いが厳しくなる可能性すらあります。

加えて、Visual Intelligenceは映像をAIに渡して意味を読み取る機能です。中国では生成AIの提供に当局の認可が要り、Appleは中国向けに独自のモデルを用意したと報じられたばかりです。カメラから入った映像をどこで処理し、どこに保存するのか。中国本土版だけ機能が外される、あるいは提供自体が見送られる展開は十分あり得ます。

AirDropの制限、iCloud Private Relayの非提供と、中国本土版だけ別物になる例は積み重なっています。今回も同じ道を辿るかもしれません。

9月の発表を待ちましょう

デモ動画がRCに入っていた以上、発表はかなり近いと見ていいと思います。iPhone 18 Proと初の折りたたみに話題が集中しそうな9月ですが、実はこの耳のカメラの方が、日々の使い方を変える製品かもしれません。

なお、macOSのコードから見つかった未発表製品の全体像は、こちらの記事にまとめています。

macOSのコードに未発表製品がぞろぞろ。ホームハブ、セキュリティカメラ、有機EL版iPad miniまで

記事は以上です。

(記事情報元:MacRumors9to5Mac

※記事中の画像は、macOS Tahoe 26.7のリリース候補版に同梱されていたAppleのデモ動画からの引用です(MacRumors経由)。

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