眉唾情報!?iPhone 7には最低でも5V2Aの高速充電機能が実現か

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高速充電は既に今のスマートフォン市場ではかなり成熟した技術になっていて、多くのフラッグシップ級のデバイスにはこのテクノロジーが導入されている。

しかし数多のスマートフォンのフラッグシップの中でもフラッグシップといえる、AppleのiPhoneは特にこれまで高速充電にはこだわってこなかったといえよう。

iPhone 7が最低でも5V2Aの高速充電に対応?

そんな中、来月初旬に発表される予定とされている次世代iPhone【iPhone 7】には、もしかしたら高速充電技術が採用されるかもしれないという情報が、Twitterユーザの@The_Malignantから流れている。しかもそのソースは中国の导航i世界だという。

 

iPhone 7の電源コントローラはiPhone 6sよりも面積が小さく、仕様が変わる可能性も

確かに、これまでリークしたiPhone 7のPCB(プリント基板)とiPhone 6sのPCBを比較すると、電源コントローラチップが変わるのではないかという推測はできる。以下が当ブログの以前の記事で公開した、キャプチャしたiPhone 7(左)とiPhone 6s(右)のPCBの電源コントローラチップ部分比較拡大写真。

iPhone7_PCB_解析_電源管理

このキャプチャ画像の元となった動画を公開した上海のiPhone修理屋GeekBarでは、iPhone 7の電源コントローラがiPhone 6sのものよりも面積が小さくなる、つまりチップの種類が変わる可能性を指摘している。画像を見れば一目瞭然だ。チップが変更になるということは、電源コントローラの質があがることが予測されてもおかしくはないだろう。

 

ソースそのものに疑問点が3つ

ただ、以下の3点でこの情報については疑問点がある。

  1. ソースとされる”导航i世界”そのものが中国語のわかる私が検索しても見つからない。Webにもないし、Weiboにもこの名前のユーザはいない。
  2. この@The_Malignantはかつて誤った情報を流したことがある
  3. ツイートで引用している写真は、上記の通り以前当ブログでも詳細に翻訳した上海のiPhone修理屋GeekBarの創始者張磊(磊哥)が公開した、iPhone 7のロジックボード用PCB(プリント基板)リーク動画から、電源コントローラ部分をキャプチャしたものだ。ソースをぼかしているところもおかしい

そして更に、もう2つほど従来のiPhoneではどうだったかという視点からも疑問点が。

 

疑問点1:高速充電は従来のiPhoneでも実現

ただ、1点大事なところ。。それは高速充電は既に従来のiPhone 6s/6s Plusまでの機種でも実現できていたということだ。

現行のiPhone 6s/6s Plusまでは、iPhoneの付属の電源アダプタ(充電器)は1A/5W仕様のものだ。しかしiPad用の2.1A/12Wの電源アダプタを使えば充電の速度を上げることはできていたのだ。もちろん別にiPad付属のものでなくても、市販の2A出力対応のモバイルバッテリーや、その他のUSB出力電源アダプタでも同様の結果を得ることができていた

もしかしたら、今度のiPhone 7の電源アダプタ(充電器)が2A出力のものになるのではないか、ということであればその可能性はあると思うが、なぜこれまでずっと1Aの電源アダプタだったのにiPhone 7でいきなり2A仕様を導入するのかも根拠がよくわからないところ。

疑問点2:従来のiPhoneでも充電が遅いわけではなかった

もう1つ、iPhoneは1Aの電源アダプタで充電してもこれまでもそんなに充電速度は遅くなかった。Androidのマシンに比べても、かなり優秀な性能を誇っていたと思う。

 

となると、高速充電を実現!というのがどれだけのものなのか、例えば30分くらいで100%充電できてしまうなどの飛躍的な数字がないと、インパクトに欠けるような気がする。

 

5V2A以上の充電に対応か?

上記のTwitterのリークでは、最低でも5V2Aとある。となると、更に高いアンペア数でも充電が可能になる、そのような電源アダプタが付属する、ということになるのだろうか?

いずれにせよ、真相は来月の上旬に行われる【iPhone 7】の新製品発表イベントで明らかになるだろう。

 

画蛇添足 One more thing…

あなたは次世代iPhoneに高速充電機能の追加を望むだろうか?

もちろん高速充電はありがたいことではあるが、個人的には高速充電よりも無線充電(ワイヤレス充電)を搭載して欲しいところなのだが。。

記事は以上。

(記事情報元:Twitter

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