ここ数日、Apple Watchのバッテリー持続時間が当初の発表より断然短くなりそうだということが話題になった。様々な使用環境のもとで19時間、ヘビーな使用状況だと2.5時間〜4時間しか持たないという情報もあった。
海外のメディア9to5MacやBGRの報道によると、Appleが今年3月にリリースするとみられるウェアラブルデバイス・スマートウォッチの”Apple Watch”に使用されるチップは、初代iPadよりもパワフルなものになるという。
Appleは2010年4月に初代iPadをリリースし、その時にはApple A4チップを搭載していた。当時、iPadは非常にパワフルなタブレットコンピュータで、タブレットデバイスの基準を打ち立てた歴史的なデバイスだ。
報道によれば、Apple Watchのバッテリー持続時間がAppleの目標に達しなかったのは、Appleがデバイスにかなり性能が高く電力消費の大きい部品を使用しているためだという。例えば高品質なディスプレイ表示のためのGPUや、高性能なCPUなど。
これまでの情報によれば、Apple Watchが採用する予定のプロセッサは”Apple S1チップ”と呼ばれており(詳細は英語版Wikipedia参照)、チップとRAM、NANDフラッシュメモリ、GPUやその他の部品を内包するという。
そしてS1の性能は現在の最新のiPod Touchに使用されているA5チップのレベルまで達しているといわれている。A5チップは2011年に販売されたiOSデバイス、つまりiPad2、iPhone4s、Apple TVとiPad miniに採用されているものだ。
ただAppleはApple Watchの発表の際、S1チップに関しては沈黙を保っている。これまでの情報によれば、SAMSUNGがこのApple Watch用のS1チップを受注したとされている。
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