米Apple(アップル)社の内部では、
従業員が共同創業者で前CEOのスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)を敬い恐れていることはもう秘密でも何でもない事実だ。
しかしもし誰かがジョブズがAppleに在籍中の従業員に対する本当の態度を理解しているとしたら。。
ジョブズと同じく共同創業者のスティーブ・ウォズニアックが間違いなく最も適任だろう。
そのウォズが最近≪ミルウォーキービジネスマガジン≫の取材を受け、
その際に彼は取材の中でジョブズが商人とボスの2種類の身分の違いを演じ、
それぞれ違う性格を表したというのだ。
商人としてのジョブズは非常に細かく非凡な洞察力を持っており、
ボスとしては非常に人に過酷に当たるために人に嫌われるという。
ウォズは上記の≪ミルウォーキービジネスマガジン≫の中で、
ジョブズは時間の推移と共に性格が変わったと述べている。
例えば高校生の頃、ジョブズの目の中にはいたずらしか浮かばなかったという。
しかしAppleを設立してからは全てが変わったという。
ジョブズも彼自身が「ひとりの有意義な人になる」という一生をかけて追い求める目標を持つことができたという。
ウォズは長い時間をかけて、ジョブズの”進化”プロセスを目撃している。
どのように会社を運営し、どのように公共の場所で自分をアピールするか、
どのようにエンジニアが作ったハードウェア製品を市場の寵児にするか等等。
しかし、いくらジョブズが自分を改善して人との付き合い方を変えても、
ある一つのことは一貫して変わらなかった。
その変わらなかったこととは、彼と従業員の関係は常に悪化の縁にあることだという。
ウォズによれば、
「初期のApple社内では、Macintosh(マッキントッシュ、マック)グループの数人の天才エンジニアと僕は最高の同僚だった。
そんな彼らは僕に今後永遠に二度とジョブズのために仕事をしたくないと僕に言った。
これはかなりまずいんじゃないかと思う。」
しかし、”尊敬”の一言を語るとき、ウォズはジョブズに対する賛美を惜しまない。
「従業員はみんな彼を嫌っていた。しかし同時に彼を尊敬しない人も誰もいなかった。」とウォズは述べている。
記事は以上。