中国と韓国のハッカーがiOS7.1.1脱獄に成功、@i0n1cに歓迎される

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最近Apple iOS7.1.1の脱獄(ジェイルブレイク、Jailbreak)の証拠画像や動画の公開が相次いでいる。
当ブログでも取り上げているとおり、
著名なハッカー@i0n1cによるiOS7.1.1 iPhone5cを脱獄した写真と、
同じく著名なハッカー@winocmによるiOS7.1.1 iPhone4の完全脱獄の動画だ。
そしてまた、iOS7.1.1の脱獄の様子を収めた動画が公開された。
今回のはiPhone5sだが、惜しいことに仮脱獄(不完全脱獄、Tethered Jailbreak)だ。

今回のiPhone5s iOS7.1.1の仮脱獄動画の作者は、
米国Georgia Tech Information Security Center | GTISCのYeongjin Jang と Tielei Wang(王铁磊?)だ。
彼らは4月にこの仕事を成し遂げたという。

ここに、脱獄界の期待の新人が登場した。

■Yeongjin Jang (@blue9057)
Yeongjin_Jang_blue9057

■iOS7.1.1 iPhone5s 脱獄の証拠動画

■方法の解説はこちら。
1. Sandboxのバイパス(回避)
2. root権限の取得
3. codesignのバイパス(回避)
4. Cydiaのインストール

実はこの動画の公開日を見てみると5月18日となっており、
実は上記に上げた@i0n1cや@winocmよりも早くiOS7.1.1脱獄の動画を上げていたことになる。
これまで有名でなかったため、他で取り上げられていないが。。

しかしこの2人の新人の仕事は、
脱獄会でも有名なハッカー、特に前出の@i0n1cに検証され賞賛されている。

■The 911 monster(@osxreverser)による賞賛

■Stefan Esser(@i0n1c)による賛辞(但し、この苦痛の世界へようこそ、という言い方)

もしそれぞれ使っているセキュリティホールが違うとしたら、、
現在でもiOS7.1.1には3つのセキュリティホールがまだ塞がれていないことになる。
ちなみに現在脱獄業界で一般的には、
6月2日のWWDCで発表されるといわれるiOS8までは脱獄ツールはリリースされないとみられている。

個人的には中国人と韓国人が米国で一緒に偉業を成し遂げたというのが面白いと感じている。
脱獄ハッカーは一般的に欧米人だらけで、アジア系はほぼ皆無だ。
唯一例外的にハッカー集団evad3rsの一員の@planetbeingのような華人もいるが、
今回のように東アジアから偉大なハッカーが出るのは嬉しいことだ。
ぜひ日本人ハッカーにも頑張って欲しいところ。

記事は以上。

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