GSMArenaによると、OPPOは10月21日、【OPPO Find X10 Pro Max】とFind X10を英国・ドイツ・フランスなどで発売しました。インドでの発表は翌22日の予定と伝えています。当ブログでも10月10日に3眼すべて2億画素で海外へ出るとお伝えしていましたが、発表の日がそのまま発売日となった形です。GSMArenaが伝える価格は、Find X10 Pro Maxが512GBの1構成だけで約32万円(1,800ユーロ)、英国では約31万8,000円(1,500ポンド)です。そしてOPPO英国の製品ページには、バッテリーが7,150mAhで「欧州版の典型容量」と注記されています。中国版は8,000mAhですから、欧州版は850mAh少ないということになります。欧州版Find X10 Pro Maxは前の最上位機Find X9 Ultraより値段が上がり、バッテリー容量はほぼ据え置き、という内容です。

価格は512GBの1構成で約32万円、中国版の約1.8倍
GSMArenaによる発売価格は次の通りです。OPPOの英国とドイツの発表ページには、10月22日時点では「近日発売」の表示と特典だけが出ていて、本体価格はGSMArenaの報道値になります。
- Find X10 Pro Max 512GB:約32万円(1,800ユーロ)/約31万8,000円(1,500ポンド)
- Find X10 256GB:約23万1,000円(1,300ユーロ)/約23万3,000円(1,100ポンド)
- Find X10 512GB:約26万7,000円(1,500ユーロ)/約26万5,000円(1,250ポンド)
前の最上位機Find X9 Ultraは、2026年5月に欧州で約30万2,000円(1,699ユーロ)で発売されましたので(ITdaily)、Find X10 Pro Maxは約1万8,000円(101ユーロ)の値上げです。率にすると約6%で、値上げ自体は控えめですが、問題は中国版との差です。
中国版Find X10 Pro Maxは9月22日に発表済みです。Gizchinaによると、12GB+256GBが約16万1,000円(6,799元)、12GB+512GBが約17万8,000円(7,499元)です。さらに上位の16GB+512GBは約19万円(7,999元)、16GB+1TBが約21万4,000円(8,999元)となっています。欧州版の約32万円は、同じ12GB+512GBの中国版の約1.8倍です。各地域の表示価格を同じ日の為替で換算した比較で、値引き・下取り・個人輸入の送料や税金は含めていません。この欧州向け構成に1TBはなく、1TBを選べる中国版とは容量の選択肢も違います。
GSMArenaの販売店価格欄には、512GB版が約30万2,000円(1,699ユーロ)/約29万6,000円(1,399ポンド)と掲載されています。報道された定価より約1万8,000円(101ユーロ)/約2万1,000円(101ポンド)安い価格です。発売特典とは別に、注文する販売店での実際の支払額を見る必要があります。
バッテリーは欧州版7,150mAh・中国版8,000mAh、Find X9 Ultraから100mAh増えただけ
OPPO中国の仕様ページではバッテリーが8,000mAh(29.76Wh)、OPPO英国の製品ページでは欧州版が7,150mAhです。差は850mAhで、率にして約10.6%減となります。
ここで前の最上位機と比べてみます。Find X9 Ultraのバッテリーは中国版も日本版も同じ7,050mAhで、地域で容量をそろえていました。Find X10 Pro Maxでは中国版が950mAh(約13.5%)増えたのに対し、欧州版はたった100mAh(約1.4%)の増加です。しかも有線充電はFind X9 Ultraの最大100Wから最大80Wに下がっていて、無線は50Wのままです。欧州版のバッテリー容量は今年5月発売のFind X9 Ultraとほぼ同じで、最大充電出力は小さくなっています。ただし、充電にかかる時間は充電制御や温度でも変わります。
OPPO英国の注記は欧州版の容量を示していますが、容量を分けた理由の説明はありません。中国版の8,000mAhを前提に購入を考えていた人には、買う地域によって容量が変わる点が大きな違いです。
カメラは3眼すべて2億画素、本体内蔵の10倍望遠は省略
OPPO英国の製品ページによると、背面のメインカメラは2億画素(1/1.3インチ・F1.5・24mm相当)です。超広角は2億画素(1/1.56インチ・F2.2・13mm相当・画角124度)、望遠2億画素(1/1.56インチ・F2.1・70mm相当・最短10cmのマクロ)です。前面カメラは5,000万画素です。SoCはMediaTekのDimensity 9600 Pro(2nm)、画面は6.78インチ2772×1272で、全画面ピーク輝度2,000ニト、最大144Hz(対応ゲームのみ)です。
Find X9 Ultraと並べると、違いがはっきりします。Find X9 Ultraはメインが1/1.12インチの2億画素、70mmの2億画素望遠、5,000万画素の超広角、そして230mm相当(10倍)の5,000万画素ペリスコープ望遠の4眼でした。Find X10 Pro Maxはメインのセンサーが1/1.3インチに小さくなり、10倍のペリスコープ望遠が本体から消えています。代わりに超広角が2億画素に格上げされ、本体から無くなった長い望遠は、Hasselbladのテレコンバーターキット(英国で約10万6,000円(500ポンド))という外付けの形になりました。超広角まで2億画素になった一方、Find X9 Ultraは本体だけで230mm相当までの光学望遠を使えます。望遠撮影のたびに外付けレンズを持ち歩くかどうかは、画素数と同じくらい選び方に関わります。SoCもQualcommのSnapdragon 8 Elite Gen 5からMediaTekのDimensity 9600 Proに変わっています。
英国の発売特典は約2万1,000円引きと選べる付属品

OPPO英国の発表ページには「約2万1,000円(100ポンド)のクーポン+最大約10万6,000円(499ポンド)相当の期間限定特典」と案内されています。GSMArenaによると、特典はテレコンバーターキット(約10万6,000円)・Watch X3(約7万円)・Pad 5(約8万5,000円)から1つ選べます。さらにOPPOかOnePlusの端末を下取りに出すと約5万3,000円(250ポンド)の上乗せ、10月21日から28日までは約2万1,000円(100ポンド)引きです。ドイツはOPPOの発表ページに約1万8,000円(100ユーロ)のクーポンと最大約9万8,000円(549ユーロ)相当の特典とあり、GSMArenaは下取りの約4万4,000円(250ユーロ)上乗せも伝えています。
英国の発売特典でテレコンバーターを選ぶ人は、別売りの望遠用アクセサリーを本体と一緒に受け取れます。一方、時計やタブレットを選べば、テレコンバーターは別途購入することになります。必要な付属品まで含めた支払額で比べたいところです。
日本では?OPPO Japanの製品一覧にFind X10はまだ無い
10月22日時点でOPPO Japanのスマートフォン一覧に並んでいるのはFind X9 Ultra、Find X9、Find X8までで、Find X10シリーズはまだ載っていない状態です。前例を見ると、Find X9 Ultraは欧州で5月に発売された後、日本では7月8日発売、価格は12GB+512GBで274,800円だったとITmediaが伝えています。欧州より2か月遅れです。
日本版Find X9 Ultraの274,800円は、欧州発売時の約30万2,000円(1,699ユーロ)より、約2万7,000円、約9%安い価格です。この比率をFind X10 Pro Maxへ機械的に当てはめると約29万1,000円ですが、日本価格の予告ではありません。OPPO Japanの製品一覧にはFind X10シリーズが掲載されておらず、日本向けの価格・容量は発表待ちです。
Find X9 Ultraの日本公式仕様には、7,050mAhのバッテリー、最大100Wの有線充電、低電圧環境では最大80Wという条件が載っています。同梱アダプターも80Wです。日本で使う場合は、本体の最大値だけでなく、電源や充電器の条件まで合わせて比べる必要があります。
小龍的にはこう思った
Find X10 Pro Maxの欧州版は、Find X9 Ultraと比べてバッテリー容量が100mAh増え、超広角が2億画素になりました。一方でメインセンサーは小さくなり、本体内蔵の10倍望遠は省かれています。小龍的には、遠くの被写体を本体だけで撮りたい人なら、日本で販売中のFind X9 Ultraが有力な選択肢と考えます。
中国版Find X10 Pro Maxは8,000mAhのバッテリーを搭載し、16GB+1TBが約21万4,000円(8,999元)です。中国で使い、大容量のバッテリーと保存容量を求める人には、欧州版より選ぶ理由があります。日本で使う人は、日本向けの販売条件が分かってから、Find X9 Ultraと価格・バッテリー容量・望遠撮影の使い勝手を比べたいところです。
高画素の超広角を選ぶか、本体だけで使える10倍望遠を選ぶかが、買い替えの検討要素になりそうです。
ただ、個人的にはOppoなら折りたたみのOppo Find N6という、iPhone Duoよりも前に究極に折り目を限りなくゼロに近づけたモデルが秀逸すぎて(私がVivo X Fold5を選んだのを後悔したくらい)、そちらのレンズもHasselbladのレンズで2億画素、iPhone Duoとは違って全くカメラには妥協していないのでお勧めです。
記事は以上です。
(記事情報元:GSMArena、OPPO UK 製品ページ、OPPO UK、OPPO中国 仕様ページ、Gizchina、ITmedia。円換算は三菱UFJ銀行の公表相場2026年10月21日の仲値TTM、1ユーロ=177.88円、1ポンド=211.87円、1元=23.73円で計算した参考値です)

