残念!?初代Apple Watchからはヘルスケア・フィットネスモニタリング機能が削られるかも

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Apple Watchについて、残念な情報をお伝えしなければならない。

昨年9月にAppleがApple Watchを紹介する前から、既に多くのメディアがこのAppleによるスマートウォッチデバイスが10種類のヘルスケアやフィットネスに関するデータのセンサーを搭載することを予測していた。

しかし真相が明らかになるにつれ、このデバイスの登場を熱望し期待していた人々は大きく失望している。Appleは”一貫性”への配慮により、Apple Watch上のヘルスケア機能を捨てたのだという。
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)におれば、もしこの機能が削られてしまったら、Apple Watchはどのようになってしまうのかを予想しているので紹介したい。

AppleがApple Watchからヘルスケア・フィットネス機能を削る理由

applewatch_Healthcare_Fitness_Dropped

Appleは4年前、既にヘルスケア(健康管理)とフィットネスセンサーつき腕時計デバイスのプロジェクトを開始していた。Appleのこれまでの新しいテクノロジーの実験方式によれば、このことは全くおどろくべきことではない。しかし、内部事情に詳しい人物によれば、腕時計の開発には多くのチャレンジがあり、内部の人物でさえ”リソースを浪費するブラックホール”と呼んでいたという。

Apple Watchは、皮膚の導電性を使ったセンサーによって持続性モニタリングが可能とされ、血圧、心拍や血液内酸素量などのデータを収集することができるとされていた。しかし様々な原因と理由によって、Appleはこのデバイスをヘルスケアに注視したデバイスから、もっと一般的なデバイスへと変えようとしているようだ。

その理由とは、例えば手や腕の毛が多い人や、皮膚が乾燥している人にとっては、皮膚の導電性を使って測定することはあまりよい効果をもたらさないからだという。また多くの人はより正確なデータを得たいからといって腕時計のベルトをきつくしめるようなこともしたくないだろう。

他にも、Appleがこの健康管理データを”健康或いは日常生活の行動上の意見”を出すために使用することを決定したとしたら、本国米国でも食品薬物管理局(FDA)の管理監督機構の許可を得なくてはならないため、ハードルが高いということだ。

将来のApple Watchには搭載される可能性も

ロイター(Reuters)社の報道によれば、初代Apple Watch上ではこのヘルスケア機能が削られたとしても、将来のApple Watch上には搭載されるだろうとされている。

先週、AppleのCEOティム・クックは、同社はApple Watchを”人々の生活方式を変えるモノ”として位置づけているとし、またこのデバイスで何ができるかを知ったらきっと驚くとまで言っていた。これには行動モニタリングのほか、Apple Watchを身につけている人が長い間座っていると立つように警告したり、また友達同士で”非言語コミュニケーション”ができるなどの機能が含まれていた(先日の当ブログで紹介した“スマートウォッチ”に期待される7つの機能の記事を参照)。

現在、Appleはアプリのデベロッパに対して、2月中旬にApple Watchのアプリを準備するよう伝えている。また一部のデベロッパ達はApple本社に出向いて機能について質問をしているという。またティム・クックは既にApple Watchを4月に販売開始することを明らかにしている。

WSJによれば、Appleは最初の四半期で500〜600万個のApple Watchを販売すると予測しており、そのうちの半分がエントリーモデルのApple Watch Sport、そして3分の1は中級モデルのステンレスバージョンになるだろうとしている。

画蛇添足

ヘルスケア・フィットネスモニタリング機能はApple Watchの目玉機能ではなかったか。それが削られるとなると、大きくその魅力が削られることになる。

AppleがApple Watchオフィシャルサイトで主張しているApple Watchの魅力は、
1. タイムキーピング
2. 新しいつながり方
3. 健康とフィットネス
4. デザイン
だ。そのうちの、かなり主軸と思われる3. 健康とフィットネスがなくなる、弱くなるのは厳しいのではないか?

■Appleさん、こりゃどう斜めからみても目玉機能だよ。。
Apple_Apple-Watch_Official_Website_Top

理由も挙げられているが、それらは4年も研究開発に時間をかけていたのであれば気づいていなければおかしいし、しかも昨年9月に新製品発表イベントでその目玉機能を発表しておきながらその3ヶ月後、実際製品がリリースされる2ヶ月ほど前にその機能を削るというのはちょっと奇妙な話だ。

Appleのデバイスを購入するなら、新製品の初代は買うな。。というこれまでの教訓がまた生きることになりそうだ。

私自身もとりあえず、入門モデルのSportは買うかもしれないが、常用することはなさそうな気がする。

ただ、このニュースはWSJという信頼性の高いニュースソースから出た情報ではあるが、Apple公式の情報ではないため、100%最終決定であると言い切ることはできない。記事更新現在、Apple公式WebsiteにはまだApple Watchのヘルスケア・フィットネス機能ページは存在する

Apple_Official_Website_Apple-Watch_Healthcare_Fitness

もしかしたら、センサーはApple Watch本体ではなく別のデバイスを使ってほしいということなのかもしれない。しかしそれだとしたら、別にスマートフォンで見ればいいのではないか、という気もするが。。

■フィットネスセンサーバンド、こんなものが出ている。。

記事は以上。

(出典元:WSJ via Macrumors

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