“iPhoneを探す”機能活躍!コーチェラ・フェスでスマホを100台を盗んだ男が会場内で御用に

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アメリカの三大ロックフェスの1つ、コーチェラで100台以上のiPhoneを含むスマートフォンの盗難事件が発生したが、iPhoneを探す機能で犯人はあっけなく御用になった。。というお話。

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左:100台以上のスマホを盗んだ犯人のReinaldo De Jesus Henao。右はその盗まれたスマホが並べられているところ。Photo by Cathedral City Police Dept.

 

コーチェラ・フェスで100台以上のスマートフォンが盗まれた!

ロサンゼルス・タイムズの報道によると、カリフォルニアのコーチェラ・フェスティバル(Coachella Festival、著名な音楽フェス)で、100台以上のiPhoneやAndroidスマートフォンが窃盗犯の餌食となった。そして、iPhoneを取られたことに気づいたユーザ達は、周囲の助けを借りつつiCloudの”iPhoneを探す”機能で自分のiPhoneの場所を探し始めたのだ。

現地の警察のメディア向けのスポークスマンによれば、「会場内で自分のスマホが盗まれた人のうちの一部は、”iPhoneを探す(Find My iPhone)”アプリによってiPhoneを追跡したのです」と語る。

 

“iPhoneを探す”機能によって、犯人は一日足らずで御用に

そしてユーザ達は一日もかからずに容疑者の行動履歴を追跡し、それによってiOSユーザだけではなく、Androidスマホを盗まれた人もこれによって損失を免れた。数人のユーザが容疑者を実際に追い、コーチェラ・フェスのセキュリティに報告して(一般的に音楽フェスのセキュリティはめちゃガタイがいい人が多い。。笑)、そのセキュリティが容疑者を捕まえたのだった。

信用に足る複数の人が同時に容疑者の居場所を特定したため、それをセキュリティに報告し、その位置の周辺を丸く取り囲んだ上で、ある一人の男がリュックを背負っていたのを発見したという。そして男は拘留され、セキュリティがスマホを盗まれた人に電話をかけて通知をした。被害に遭った人が現場に駆け付けたとき、その男のリュックからは100台を超えるスマートフォンが出てきたとのこと。

その後警察の取り調べによって、その男は36歳のReinaldo De Jesus Henaoであることが判明した。彼は当然のことながら、現行犯で取り押さえられ、今後窃盗罪で起訴される予定だ。

 

事件が起こったコーチェラ・フェスティバルとは

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2014年のコーチェラ・フェスの会場と美しい夕日。Wikipediaより

コーチェラ・フェス(或いは単にコーチェラ、公式サイトはこちら)の本来の名称はコーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル(Coachella Valley Music and Arts Festival)。アメリカ合衆国・カリフォルニア州インディオの砂漠地帯“コーチェラ・ヴァレー”(コロラド砂漠の一角)にて行なわれている野外音楽フェスティバルのことだ。

1993年のパール・ジャムがインディオで行った大規模野外ライブに端を発し、1999年から2日→3日間連続で行われ、2012年からは2週間連続で金・土・日と曜日を固定され6日間開催される、西海岸の音楽フェス。ロラパルーザ、ボナルーと並ぶアメリカの三大音楽フェスの1つだ。イギリスのグラストンベリー、日本のフジロックと同様大自然の中で行われる音楽フェスとして有名。数々のロック・レジェンドを参加させた実績もあり、チケットが高騰するなど大人気だ。

2017年は4月14日〜16日、21日〜23日の6日間開催で、日曜日の16日と23日のヘッドライナーは当ブログでも最近iPhoneだけで制作した楽曲を公開したことで話題となったケンドリック・ラマー(Kendrick Lamer)だ(ちなみに金曜日はレディオ・ヘッド、土曜日はレディー・ガガだ)。

 

小龍的にはこう思う:確かにロックフェスはスマホを盗まれやすい。。要注意!セキュリティ対策の仕方

ちなみに私もフジロック関係者(2000年と2001年に中国のバンドの招聘、2000年〜2002年にワールドレストランで飲食店出店)だったもので、特に大自然の中で行われるロックフェスのハッピーな雰囲気と騒音の環境下では、スマートフォンを盗まれても気づきにくいかもしれない。踊ったりすると落としやすいし、もともと服も薄く、ポケットからはみ出たりしているからだ。この男はそこに目をつけたに違いないが、iOSの”iPhoneを探す”機能を知らなかったのはマヌケとしかいいようがない。

ただ、盗んだ人によってiPhoneの電源を落とされてSIMを抜かれてしまい、Wi-Fiのない環境に持っていかれてしまうと”iPhoneを探す”機能があっても場所は特定できなくなる。今後iPhoneには持ち主の許可なしでは電源を落とせなくしたり、SIMを抜けなくするセキュリティを追加すれば(もちろんユーザの許可が必要としてほしいが)、更にiPhoneを探す機能が役に立つかもしれない。iPhoneは次世代【iPhone 8(或いはiPhone XやiPhone Editionとも)】からTouch IDの指紋認証に加え顔認証(虹彩認証)も追加されるようだし。。

いずれにせよ、そういった音楽フェスでは物理的に盗まれることもあることを念頭に置いて準備・警戒することと、必ずiPhoneには”iPhoneを探す機能”をオンにしておこう。そして、更にセキュリティ対策としてロック画面でコントロールセンターが出せないようにしておいた方がいい(出せるようにしておくと、ロック解除しなくても機内モードをオンにできてしまうので、追跡できなくなる)。設定>コントロールセンター>ロック画面でのアクセスをオフにすればOKだ。電源を落とされたりSIMを抜かれるとどうしようもないが、一応それなりのセキュリティ対策にはなるはずだ。

記事は以上。

(記事情報元:New York Post

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