評判が悪いPodCastsの改善なるか?Apple、ラジオアプリSwellを買収したことを認める

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■Apple、Swellの買収を本日認める

昨日、日経BPに「Apple、ラジオアプリ「Swell」を手がける米新興企業を買収へ」との記事が出たが、
米Apple(アップル)社は本日その事実を認めたことが中国のニュースサイトcnBetaの記事に掲載されている。
同社は本日、同時にApp Storeの無料アプリコーナーからSwellをいったん消去している。

■AppleはSwellの買収金額とその目的を明らかにせず

ラジオアプリ「Swell」を手がけているのは、Concept.io社。
昨日の情報ではSwellの買収はまもなく完了し、
その買収額規模は3,000万米ドル(約30億円)と伝えていた。

Appleは本日買収の事実は認めたが、具体的な買収金額や買収の目的については明らかにしていない。

■Appleが買収したSwellとは

Swellは以前DFJやGoogle、InterWest Partners等から720万米ドル(約7億2,000万円)の資金を集めていた。
SwellのiOSアプリはユーザの嗜好にあわせてカスタマイズしたコンテンツを選択できたりレコメンドするような仕組みとなっており、
ユーザに24時間途切れることなくストリーミングでラジオを提供するサービスを行っており、
カスタマイズスクリーミングメディアサービスの代表格でもあった。

Swellは無料でダウンロードでき、評判も上々だった。
436名のユーザがこのアプリを評価しており、平均は4.5スターだった。
Apple自身もカスタマイズ可能なPodcasts(ポッドキャスト)を持っているが、
ユーザの評判は芳しくなく、App Storeでは1.5スターという惨憺たる評価となっている。

■AppleがSwellを買収する原因と本当の目的とは

業界に詳しい人物の情報によれば、
AppleがSwellを買収した原因は、
そのアプリの非常に簡潔なユーザインターフェイス(UI)だという。
SwellはAndroidアプリについてもテストしていたが、外部には公開されていなかった。
Swellの開発チームの内大多数はAppleに買収された後も残るという。
Concept.io社のCEO、Ram RamkumarとSwellチームの一部のメンバーは以前画像識別の会社SnapTellを創業したが、同社は既にAmazonが買収している。

■とどまることを知らないAppleの買収劇

Appleが先週行った財務レポートカンファレンスでは、
同社は過去9ヶ月の間に29社の買収を完了しており、
その中には買収金額が30億米ドル(約3,000億円)にもなったBeatsや、
ブックレコメンドサービスのBookLampも含まれる。

今回のConcept.io(Swell)の買収は今週中に買収が完了することから、
上記の29社には含まれないと考えられる。

■まとめ

Swellの買収によって、
評判の悪かったPodCasts(ポッドキャスト)にこれからどのような改善が施されるに注目したい。

記事は以上。

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