ドイツ政府はBlackBerryがお好き
以前当ブログでもドイツのメルケル首相が特注BlackBerry(ブラックベリー)携帯を使っていることをお伝えした。
また米国国家安全局(NSA)がドイツのメルケル首相の電話内容を盗聴していたことは有名であり、
ヒラリー・クリントンがメルケル首相に対しての盗聴行為は誤りであったことを認めて個人的に謝罪したが、
ドイツ政府はそれでも全く安心できないようだ。
ドイツ政府スポークスマンも認める、ドイツ政府によるBlackBerryの追加発注
米国NSAによるドイツ政府のモバイル通信デバイス盗聴を避けるため、
ドイツ政府はもっと多くのBB10システムを搭載したBlackBerryの導入を進めるようだ。
また更にBB10システムの上に、ドイツのSecusmart社の盗聴防止テクノロジーを追加するという。
ドイツ政府は現在使用している3,000台のBlackBerryについて非常に満足しており、
情報によれば、ドイツ政府は更に2万台のBB10を採用したBlackBerryを発注するという。
ドイツの内務省はまだ具体的にどのくらい更にBlackBerry携帯を追加発注するかを明らかにしていないが、
スポークスマンのTobias Plateも既に更に多くのBlackBerry BB10を採用することを発言しており、
内務省は他にも様々なブランドのスマートフォンを調査したが、
BlackBerryだけがドイツ政府の安全基準をクリアしたという。
でも、BlackBerry自体が経営危ないって話も。。
現在スマートフォン業界ではBlackBerryの業績は芳しくない。
米国の著名な経済オンラインメディアの24/7ウォールストリートは、
BlackBerryを2015年に消滅する10のブランドのうちの1つに選出しており、
ドイツ政府はそれに対し行動をもってBlackBerryを支持した形になる。
(情報源:PhoneArena)
まとめ
現在ロシアに亡命している、
NSA元職員エドワード・スノーデンによって、
アメリカのNSAやCIAが世界各国の首脳や政府内の情報を盗聴していたことが暴露されており、
アメリカは世界の警察という肩書きを盾にとって、
現在でもそれを続けていると思われる(そうでなければNSAやCIAはとっくに店じまいをしているはずだ)。
ドイツはそれに対して自衛対策をとったにすぎないと言えるだろう。
しかしBlackBerryがもし来年に本当に消滅してしまったらドイツ政府はどうするんだろう?
記事は以上。