ライバル企業だけじゃない!?Appleの次世代iPhone製造には様々な困難が待ち受けている

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iPhoneは前四半期(2016Q4)で7,830万台を売り上げ、史上最多記録を更新した。しかも、この記録は液晶ディスプレイやメモリチップなど重要な機関部品の原材料や製品在庫が世界的に欠乏する中で達成された数字だ。しかしAppleは今後も一瞬たりとも気が抜けないかもしれない。

2017年はどのスマホメーカーにとっても世界的に経営リスクが高まる

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マーケティングリサーチ会社のIDCが最近発表したレポートの中で、2017年に入った後、世界的にスマートフォン産業の経営リスクが更に高まっているとされており、それはどのメーカーにもあてはまることで、Appleでさえも例外ではないという。

 

シェア率の変化による競争の激化

IDCの予測によれば、スマートフォンの液晶ディスプレイとメモリチップなどの機関部品の在庫不足については少し和らいだものの、2017年全体でこれが問題にならないとは限らない、と指摘されている。しかもスマートフォンメーカー同士の競争はますます激化しており、生産委託先も客先を奪い合っている状態だ。そして巨大な中国市場では、どのメーカーも政府からの補償金を得ようと必死になっており、Appleも枕を高くして眠れる状況ではない。

 

中国市場を攻めなければいけないApple、サプライヤーとの関係強化も課題

そしてAppleは更に中国市場を攻めなければならない。というのも、2016年同社は中国スマートフォンのメーカー別シェアで5位に下がってしまったからだ。Appleの上にはファーウェイ(Huawei)、OPPO、Vivoとシャオミ(小米、xiaomi)など、全て中国国産メーカーに占められている。前四半期のAppleの決算報告によれば、Appleは世界中で大中華圏のみ大幅にシェアを落としたが、他の地域は全て成長しているという結果となった。

Appleにとっては、このような中国国産メーカーと対峙すると同時に、サプライチェーンとの関係を更に強固なものにしていかないと、日々販売台数が増え続ける他の中国国産メーカーによって、良質のサプライヤー或いは部品在庫を奪われてしまう危険性もはらんでいるといえるだろう。

記事は以上。

(記事情報元:WeiPhone

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