Apple(アップル)、そしてCEOのティム・クック(Tim Cook)がモバイルペイメントの導入に興味を持っていることは以前の記事に書いたが、
実際にAppleはそれに向かって動いていることは確かなようだ。
そして、もしAppleがこの業界に進出してきた場合、
彼らはどんな優位性を持つだろうか?
AsymcoのアナリストHorace Dediuが、
昨年6月にTwitter上でのTweetに添付されている一枚のグラフが、
その答えを示してくれている。
iTunes vs. Amazon (accounts) pic.twitter.com/kUTUXydoJf
— Horace Dediu (@asymco) 2013, 6月 16
上の図によれば、iTunesのアクティブユーザ数はAmazonの4倍にもなり、
更にティム・クックがインタビューで、
多くのユーザが既にクレジットカードとアカウントとの紐付きを行っていると語っていることから、
少なく見積もってもAppleのクレジットカードユーザはAmazonの2倍はいると思われる(もちろん重複はあると思われるが)
また今年1月にクックが、Touch ID(iPhone5sに導入されている指紋識別システム)を使ってモバイルペイメントを行うということは、
Touch ID導入の背景の一つであることを明かしており、
またそのことはAppleにとって「ビッグ・チャンス」だと語っていたこともある。
以前の報道では、AppleはiTunesユーザに対し、
Apple IDを使ってApple Store以外のオンラインストアでの買い物ができるようにすることを検討しているという。
またAppleは先週人材募集の募集要項に、
「モバイルペイメント関係の専門家」を追加していることからも、
Appleがモバイルペイメント導入に乗り出そうとしていることは明らかだ。
もちろん現在のユーザ数もAppleにとって有利なのだが、
あとはポイント制など、ユーザにとってお得に感じられるかどうか、
また支払がTouch IDで本当に簡単に行えるか、
そのUIがAppleの優位性の決め手になりそうだ。
Appleのことだからその辺りで妥協をすることはなさそうだが。
更にモバイルペイメントの導入により、
Touch IDがMacやiPad等AppleのiPhone以外のデバイスへ搭載されていくことも予測される。
(ニュース元:中国のニュースサイト、WeiPhoneの記事)
記事は以上。