Apple、iPhone 15シリーズをまた事前収録動画で発表か。その後ハンズオンに

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来る2023年9月12日(日本時間9月13日未明)に予定されているAppleによるiPhone 15シリーズをメインにした新製品発表イベントでは、新型コロナウイルス感染症のパンデミック時期から昨年までのiPhone新製品発表イベントと同様、事前収録された動画による新製品発表が行われるということです。

Apple iPhone 14 イベント Tim Cook

BloombergのMark Gurman氏によると、招待された記者等はApple本社(Appleキャンパス)にて事前収録された動画が流されるのを見た後、ハンズオンで新製品に触れることができるという昨年のiPhone 14シリーズの発表と同様の形式になるとツイートしています。なおGurman氏によれば、そのイベント会場での製品販売については行われないともされています。

今年はいよいよ新型コロナウイルス感染症のパンデミックも収まり、Appleが今でも主力製品であるiPhoneの発表を、コロナ禍の前に行っていた聴衆の前でステージ上でAppleの幹部や開発担当者、またサードパーティ製品やアプリのトップや開発者などが登壇する伝統的なリアルなライブプレゼンテーションで実施することを望む人も多いかもしれませんが、同じくコロナ禍が過ぎ去った今年6月に行われたWWDCの基調講演でもやはり同様に事前収録されたプレゼンテーション動画が流れたことから、最近のAppleはこの形式を望んでいて、今後のイベントでもそれを踏襲していくことは容易に予想されます。

Appleは事前にプレゼンテーションを収録しておくことで、実際に伝統的な登壇プレゼンを行うよりも更に厳密に発表に関する秘密を守ることができ、更にライブプレゼンで発生してしまう想定外のポカやケアレスミスを防止することができるメリットがあります。もちろん事前録画にしておくことで、更にデジタル制作効果や効果的な画面切替効果を盛り込むことができることから、ライブプレゼンよりも更に効果的にアピールすることができるともいえます。

ただ、創業者で前CEOだった故スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)の時代にはリアルなライブ発表イベントで発生した不具合やミスなどの失敗に対して、ユーモアたっぷりに対応することで逆に面白くいい宣伝効果を生み出していたこともありました。スティーブ・ジョブズはプレゼンの達人といわれていますが、あのやり方が実は大失敗のリスクが高く、安易に真似すると痛い目に遭うものであることもプレジデント・オンライン【なぜ”ジョブズ風のプレゼン”はイタいのか】で指摘されています。スティーブ・ジョブズがどん底からAppleを世界一の企業にのし上げた発展期のAppleと、その後を継いだティム・クック(Tim Cook)CEOの完全に安定期に入ってミスが許されないAppleとの考え方の違いが浮き彫りになってきた感じがします。あなたはどうお感じになりますか?

Steve Jobs MacBook Air

9月12日のイベントでは、AppleはiPhone 15、iPhone 15 Plus、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Maxの4つの新しいiPhoneモデルを発表すると予想されています。更にApple Watch Series 9と新しいApple Watch Ultra(第2世代)、それからiOS 17/iPadOS 17やwatchOS 10、macOS 14 Sonoma等のOSのアップデートの最終詳細、そしてもしかしたらその他の何らかの発表が行われるのではないかとみられています。

これまでに噂されているiPhone 15 Proシリーズに関する12の新機能のまとめについては当ブログ記事をご覧ください。

記事は以上です。

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