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Aliyun(アリババクラウド)がシリコンバレーでデータセンター試運転開始、世界…
3月4日、Aliyun(阿里雲、中国のアリババグループ Alibaba Group (BABA) – NYSEのクラウドコンピューティング会社)が米国シリコンバレーのデータセンターでテスト運用を開始し、北米および世界中のユーザ向けにクラウドサービスを提供を開始した。このシリコンバレーデータセンターはAliyunの杭州、青島、北京、香港、深圳に続く、世界で6つめのデータセンターとなり、Aliyunは今後更に北米、ヨーロッパ、日本、中東等世界各地にデータセンターを建設予定という。AliyunのシリコンバレーのデータセンターAliyunのシリコンバレーのデータセンターはTier3+標準に準拠しており、豊富なブロードバンドソースを持ち、ユーザに十分余裕があるネットワークアウトプット拡張キャパシティを提供可能だ。BGPルーティングによって多くのプロバイダの基幹ネットワークに直接接続することが可能で、全米をカバーしているほか、直接地球上の多くの国家と地域をつなぐことも可能となっている。Aliyunが提供する […] -
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中国テンセントCEOポニー・マー、インターネットによるPM2.5問題解決等4項目…
中国の全国人大代表(日本でいえば国会議員に相当する)で、WeChat(微信)やQQなどの中国では圧倒的なシェア率を誇るSNSアプリで有名な中国最大のIT企業テンセント(Tencent、騰訊)のCEO、ポニー・マー(Pony Ma、馬化騰)が、今年の両会(Wikipedia参照)で4項目の議案(政策提案)を提出し、それらが全てインターネットに関係していることがわかった。モバイルインターネット普及による”スマート民生”ポニー・マーは民生領域でのモバイルインターネットの普及と応用の加速を提案しており、インターネットによって深刻化する中国のPM2.5等による大気汚染等の民生問題を防止・解決する提案もしている。ポニー・マーによれば、政府の各部門はモバイルインターネットの普及を急ぎ、”人と公共サービス”のデジタル化を全面的に連動することによって、病気や教育リソースの不均衡問題、そしてPM2.5などの大気汚染問題を防止するなど、以前から存在する問題だけではなく、新たに出現している重大な民生問題についても解決の […] -
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【検証】LINE iOS版が5.0.0にメジャーアップデート、中国SIMを挿すと…
昨日、iOS版LINEがバージョン5.0.0にメジャーアップデートされた。そして、1つ前のバージョン4.9.2から始まった、中国SIMを1回でも挿すとVPNを通しても使えなくなる問題はいまだ残っていることを検証で確認した。私自身はLINEを使っていないが、一応皆様のために。LINE iOS版 5.0.0で中国SIM問題が解決しているか検証検証環境・場所:中国大陸・使用機器:iPhone6 Plus 日本版 128GB SIMフリー・使用SIMカード:中国聯通(China Unicom)4G、日本U-Mobile(docomo系MVNO)4G検証ステップ■Step 1LINE5.0.0にアップデート■Step 2iPhone版のLINEを一旦削除し、iTunesから再インストール(別にiPhoneのApp Storeから入れても同じと思う)■Step 3日本のSIM(私の場合はU-Mobile)を入れて、Wi-FiとVPNを使って、日本の番号で登録・認証。日本語で注意事項が出てくればいける。VPN […] -
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中国春節(旧正月)休暇の三が日明けの2月22日、中国各地の観光地が人波に溢れる様…
2015年2月22日、中国の春節(旧正月)に入ってから4日が経つと、多くの人が春節の長期休暇を利用して中国全国各地に旅行に出かけ始めた。全国各地の観光地や寺院などは正に人の山になっており、中国での国慶節(建国記念日)の長期休暇とほぼ変わらない人手となっている。北京・故宮博物院2月22日は北京は春節に入ってから初めての晴天となった。数万人の旅行客が故宮博物院に押し寄せ、故宮は羊年を迎えてから最高の入場客数を記録した。中新社 張煒撮影(中国新聞網)南京・夫子廟2月22日の南京の夫子廟は初詣に訪れた南京市民と旅行客でぎゅうぎゅう詰めとなった。灯市と呼ばれる市場や、科挙の文化を味わうために人の波が押し寄せ、初詣の雰囲気でいっぱいとなっていた。春節休暇は既に半分を過ぎたが、各地の観光地は人の流れが絶えず、賑やかさにあふれている。中新社 張煒撮影(中国新聞網)南京・中山陵2月22日の南京・中山陵にも観光客が押し寄せてすし詰め状態となっている。写真:中国新聞網海南島・三亜・亜龍湾ビーチリゾート2月22日、中国 […] -
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悲劇!?中国・春節の国民的番組のキャンペーンでiPhone6/6 Plusのガラ…
本日は中国の春節(旧正月、旧暦)の1月1日。私のいるところはあいにくの雨だが、爆竹と花火が打ち鳴らされて賑やかだ。そして昨日大晦日には、日本で言えば紅白歌合戦のような国民的番組”春節晩会(略して春晩)”を家族みんなで見るのが恒例のイベントなのだが、今年の”春晩”には面白い仕掛けが隠されていた。春節といえば、、お年玉”紅包”!春節といえば、春晩を見る、水餃子を食べる以外に、中国語の新年の挨拶に”恭喜發財 紅包拿來”というのがあるように、”紅包”、つまり赤い封筒に入れたいわゆるお年玉を配り合うというのもひとつの大きなイベントだ。その”紅包”にかけて、これまた中国人のほとんどが使っているといわれているメッセージングアプリ、WeChat(微信、開発元はテンセント=Tencent 腾讯)と春晩によるコラボレーションがあったのだ。WeChatのシェイク機能でお年玉を当てよう!キャンペーンWeChatにはシェイク(摇一摇、日本のLINEでいえば”ふるふる”)という機能があり、近くにいる人でお互いに携帯をふった […] -
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【中国珍事件簿】銀行ATMに飲み込まれたカードを取り戻すため、ATM機を解体した…
中国はもうすぐ春節(旧正月)を迎える(今年は2月19日が旧暦の1月1日)。湖南省から浙江省温州市に出稼ぎに来ていた26歳の若者朱某は、そんなめでたい1年に1度のイベントの前にタイミング悪く彼女に振られてしまって非常に気が塞いでいた。ATM機から自分のカードが取り出せなくなった!2月7日深夜、彼は一人でストレス解消のために外出し酒を飲んで1時過ぎになった。そしてATMでお金をおろそうとした時、またまた嫌なことに遭ってしまった。。なんと銀行カードがATMに飲み込まれ取り出せなくなってしまったのだ。次の日には実家に帰らなければいけないのにカードが飲み込まれてしまったため朱は非常に困り、酒の勢いもあってか、拳でATMを殴り始め、その後気分がエスカレートして石でATMを壊そうとして自分の手も痛めてしまった。彼女と別れ、こんなクソ機械にも虐められた。。男の意地だ!とばかりに朱は家に戻り、箸・ハサミ・包丁を持ち出し、暴力的な手段でATM機から自分のカードを取り戻そうとした。ATM機を破壊して自分の銀行カードを […] -
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成功するか?マイクロソフト,中国深センのスマホメーカーと提携してアフリカ市場攻略…
マイクロソフト(Microsoft)の現状のモバイルデバイス市場での業績はお寒いものだが、彼らの世界市場への拡張路線の野望には影響しないようだ。同社は中国広東省深圳市(深セン、香港の隣)の技術パートナーとともに、Windows Phoneデバイスをアフリカ市場に売り込もうとしている。マイクロソフトの”Africa Initiatives”プロジェクト、中国深圳の企業と提携してアフリカ市場に進出数日前、マイクロソフトは”Africa Initiatives”と銘打たれたアフリカプロジェクトを立ち上げた。このプロジェクトでは中国深圳の協力工場とともに、75〜100米ドル(約8,980〜11,980円)という低価格帯のスマートフォンを製造し、現在飛躍的な速度で成長しているアフリカのモバイルデバイス市場でシェアをとりにいこうという作戦だ。このプロジェクトのジェネラル・マネージャー、Fernando de Sousaは、「これは世界的な発表となるでしょう。アフリカは主要な消費市場となり、そのスマートフォン […] -
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今度はVPNを使っても無理!LINEが中国で完全に使えなくなった件を検証
LINEがまたここ1〜2週間ほど中国で完全にブロックされたという情報がFacebookやWeChat上で流れてきた。以前の記事で書いた通り、それまではVPNを使えば接続できていたのだが(当ブログ記事でも方法を紹介)、今度はVPNを使ってもアクセスできなくなった。その後、Facebookで友人の投稿から、LINEがSIM識別認証を始め、中国のSIMを入れているだけで使えなくなるという情報を得た。またその友人によれば、いったんLINEを削除した後、日本など中国国内ではないSIMで登録した後そのままSIMを切り替えなければ中国でも使えるのだが、中国のSIMに切り替えるとまた使えなくなるのだとか。そこで私も実際に検証してみた。検証環境・場所:中国大陸・使用機器:iPhone6 Plus 日本版 128GB SIMフリー・使用SIMカード:中国聯通(China Unicom)4G、日本U-Mobile(docomo系MVNO)4G使用不能になっているかの確認まずは中国でのLINEの使用不能の確認。普段使っ […] -
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中国ECの現状レポート:”ニセモノに笑い、ニセモノに泣く”…
最近中国ECショッピングモールの最大手”Taobao(タオバオ、淘宝)”を経営する”Alibaba(アリババ、阿里巴巴)”が中国工商総局と偽物に関する取り締まりについてもめたことは記憶に新しい(この辺りはこのブログ記事を参照)。このことで、中国のネット民(特にネットショッピングが好きな人達)の眼が一気にEC上で販売されている商品の品質問題に向けられたのは確かだ。■Alibabaの創業者で代表のジャック・マー(馬雲)中国のメディア”証券日報”が中国の3大ECサイトと呼ばれ圧倒的な市場シェアを持つAlibaba、Jingdong(京東)、1号店と連絡を取り、商品品質のモニタリング状況や偽物を退ける戦略について取材と検証を行っている。その中でAlibabaの担当者がインタビューに応じた際に、同社は偽物の予防対策として、スマート画像識別や、データ交叉分析、スマート追跡、ビッグデータによるモデル解析等のテクノロジーで、10億もあるオンライン商品の中から偽物を抽出しているという。EC運営企業:我々はずっと努 […] -
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中国でGmailが完全にシャットアウト!VPN等を使って壁越えすればアクセス可能
中国で本日、とうとうGoogleのメールサービス”Gmail”が完全にシャットアウトされ、通常にはアクセスできなくなった。これまでは異常に遅いながらもなんとかかろうじて接続することはできていたが(といっても実用には程遠いほど遅かった)、今回はIPアドレスの遮蔽が行われていることから、完全にアクセスできなくなった。Gmail規制への対策方法とはいえ、当ブログ記事「【中国ネット規制回避】最新情報まとめ」で紹介しているようなVPNを使った”壁越え”をすればGmailは問題なく使用できる。私もGmailのヘビーユーザなので、中国にいる間は”壁越え”が必須だ。今回の中国政府の措置でGmailが使えなくなった人は、上記の記事からVPNを申し込まれることをおすすめする。Gmailの中国での規制の原因今回のGmailの規制の原因は様々と思うが、中国は当局による基本的に監視や検閲が効かないサービスについては中国国内では使わせないという基本姿勢をとっている。Googleは特にその点で中国と対立し中国から撤退したこと […] -
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北朝鮮のインターネットとモバイル3Gネットワークが27日夜にダウン
新華社の情報によると、北朝鮮のインターネットと、モバイル3Gネットワークが昨日27日の夜に同時にダウンした。ダウンした時刻は平壌時間27日19:30分頃。そして平壌時間21:30になっても、ネットワークはダウンしたままだったという。新華社の記者が固定電話を使って北朝鮮に駐在する中国の投資機関と連絡をとったところ、確かにそのような状況であることを確認できたという。ネットワークがダウンした昨日27日の朝、北朝鮮国防委員会政策局が声明を発表し、北朝鮮はソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)社がネットワーク攻撃を受けたこととは無関係だと発表し、更に数日前に北朝鮮のネットワークが中断したのは米国が北朝鮮に対してネットワーク攻撃を仕掛けたからだと逆に反論していた。上記の声明によれば、米国は何の証拠もなく北朝鮮とハッカー攻撃事件を結びつけていると指摘している。実際、米国が北朝鮮の主要メディアのネットワーク運営を錯乱させようとしているのは事実のようだ。上図の通り、先週末から北朝鮮のインターネットは断続 […] -
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あなたのルータは大丈夫?1200万台が攻撃者に乗っ取られる致命的な脆弱性R…
インターネット接続には欠かせない機器、それがルータ。世界中で広く使われている。しかしそのルータに広く致命的な脆弱性が見つかってしまった!ars technicaの情報によると、多くの家庭用とビジネス用ルータに”RomPager”と呼ばれるAllegroSoft社製の埋込み式ソフトウェアがあり、それが致命的なセキュリティホールをもっており、ハッカーにハイジャックされてしまったり踏み台にされてしまう可能性があるという。セキュリティホールの名前は”Misfortune Cookie(フォーチュン・クッキー)”このセキュリティホールは”Misfortune Cookie(フォーチュン・クッキー)”と名付けられ、セキュリティ機構Check Pointが詳細ページを作成して警鐘を鳴らしている。またCheck Pointによって”Misfortune Cookie”セキュリティホールの白書も作成され公開されている(PDF、英語)。”Misfortune Cookie(フォーチュン・クッキー)”がもたらす悪影響 […] -
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格差社会化が進む米国、半数以上の貧困家庭が家でインターネットを使えていないことが…
中国の情報サイトcnBetaの報道に面白いニュースがあったので意訳しつつ紹介したい。インターネットが既に普及していることは、インターネットを生み出した国で、世界で最も富める国の米国人から見れば当たり前のように感じられているはずだ。しかし意外なことに、実は多くの貧困な米国の家庭ではインターネットを使えず、その割合は貧困家庭の半数にも及ぶという。米国人口調査局(Census Bureau)の最新の研究レポートによれば、80%の米国の家庭が一台のコンピュータを所有しているが、75%の家庭でインターネットに接続できていないという。同局は、若者がいる家庭・アジア系や白人家庭・高収入家庭・大都市家庭、そして相対的に高いレベルの教育を受けた家庭は、基本的にコンピュータが家庭にあり、そしてそのコンピュータでインターネットに接続しているという。そして家庭収入が米国の家庭がインターネットを使っているかの重要な要因となっているようだ。インターネットを使用している家庭の95%の家庭収入は年間15万米ドル(約1,744万 […] -
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既に成功例が!脳波でコンピュータへのタイピング入力が現実的に?
中国のWebsite、爱范儿(iFanr.com)に興味深い文章があったので意訳して紹介したい。インタラクティブは省力化できればできた方がいい。この観点から出発すれば、もし脳からの信号(脳波)によって、直接人が意図したようにコンピュータをコントロールできるとしたら、それは未来志向だといえるかもしれない。現在のテクノロジーでは直接大脳の信号(脳波)を直接解析するのは困難なものの、今も諦めずにこれに取り組んでいる人達がいる。Wadsworth Centerの脳損傷研究者のJonathan Wolpawは、最近大脳UIシステムを使用したコンピュータを開発している。このシステムは体が麻痺した人のために開発されたもので、コンピュータのディスプレイを通じて家族や友人とコミュニケーションを取る目的で開発されたものだ。そしてThe VergeのArielle Duhaime Rossがそのテストに参加した。Rossが驚いたのは、Wolpawが開発しているコンピュータ、大脳UIシステムが非常に簡単なものだというこ […] -
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テスラのCEOイーロン・マスクがインターネット衛星をSpaceXで研究開発してい…
先日の記事で、テスラ(Tesla)のCEOイーロン・マスク(Elon Musk)が、インターネット衛星を大量に打ち上げて地球規模でネットワーク化を進める構想に参加するかもしれない、という記事を書いたが、本日マスクがTwitter公式アカウントにて、彼自身の宇宙関連会社SpaceXにて人工衛星を使ってインターネットサービスを行うテクノロジーを研究開発していることを明らかにした。マスクCEOによると、SpaceXは現在小型の衛星を開発しており、まだ研究は初期開発段階で、SpaceXは2〜3ヶ月以内にこのニュースをリリースするとつぶやいている(まさに社長による自己事前リークだ!笑)。SpaceX is still in the early stages of developing advanced micro-satellites operating in large formations. Announcement in 2 to 3 months.— Elon Musk (@elonm […]