中国で本日、とうとうGoogleのメールサービス”Gmail”が完全にシャットアウトされ、通常にはアクセスできなくなった。

これまでは異常に遅いながらもなんとかかろうじて接続することはできていたが（といっても実用には程遠いほど遅かった）、今回はIPアドレスの遮蔽が行われていることから、完全にアクセスできなくなった。

Gmail規制への対策方法

とはいえ、当ブログ記事「【中国ネット規制回避】最新情報まとめ」で紹介しているようなVPNを使った”壁越え”をすればGmailは問題なく使用できる。
私もGmailのヘビーユーザなので、中国にいる間は”壁越え”が必須だ。今回の中国政府の措置でGmailが使えなくなった人は、上記の記事からVPNを申し込まれることをおすすめする。

Gmailの中国での規制の原因

今回のGmailの規制の原因は様々と思うが、中国は当局による基本的に監視や検閲が効かないサービスについては中国国内では使わせないという基本姿勢をとっている。Googleは特にその点で中国と対立し中国から撤退したこともあり、Googleのサービス全体が中国の中でアクセス制限されている状態だ。
そしてそのGoogle、つまり海外から提供されるメールサービスであるGmailは中国政府の検閲を受けないため、東トルキスタン（新疆ウイグル自治区）独立派やチベット独立派等、またテロリストがその連絡手段に使われているとして、中国政府当局はその使用を制限してきた。
しかしとうとうここにきて完全シャットアウトしたということは、何らかの政府に都合の悪い動きがGmail内で連絡されていたことを中国政府がつきとめた可能性もあるし、単に誰かさんがGmailサービスが気に食わないからロビーイングをして、それによってシャットアウトされた可能性もある。。そう、あのLINEのように。

GmailのiOSへの受信通知は遮断されていない

なお、私自身のiOSでのGmailアプリによるメール受信通知は遮蔽されておらず、壁越えしていなくても届くことを確認している。

記事は以上。