Appleが、MacBook Proとしては初めての8コアプロセッサを搭載した新型「MacBook Pro」シリーズをリリースしたことはお伝えしましたが、その新型MacBook Proのベンチマークテスト結果がGeekBenchにアップロードされています。その結果によれば、新型MacBook Pro 15インチ 8コア Core i9モデルではパフォーマンスが飛躍的に向上しているということです。
GeekBenchに新しくアップロードされたベンチマーク結果では、このAppleが5月22日に突如リリースした新型MacBook Pro 15インチのデバイス名は”MacBookPro 15,3″と表記されています。ベンチマークスコアは、シングルコアは5879、マルチコアが29184となっています。
たとえば、2.4GHzで動作するIntel Core i9 プロセッサを搭載した2018 MacBook Pro の平均シングルコアスコアは5348で、マルチコアスコアは平均22620です。つまり、2018年モデルから2019年モデルへは29%性能が向上したことになります。
Appleはこの新型MacBook Proの8コアモデルを、クアッドコアのMacBook Proよりも2倍高速で、6コアのMacBook Proよりも40%高いパフォーマンスを発揮するとしていました。そして、以前のクアッドコアの最速構成のMacBook Proと比較して、新しい8コアモデルは2倍高速だとされています。
Appleの史上初の8コアMacBook Pro発表における主要な8コア性能については以下のように語られています。
- Logic Pro Xでは、音楽制作者は最Alchemyプラグインを使って、最大2倍の大規模なマルチトラックプロジェクトを再生できます。
- Maya Arnoldでは、3Dデザイナーはシーンを最大2倍高速にレンダリングできます。
- フォトグラファーは、Photoshopで複雑な編集やフィルタ処理を最大75パーセント高速で適用できます。
- 開発者は、Xcodeで最大65パーセント高速にコードをコンパイルできます。
- 科学者や研究者は、TetrUSSで複雑な流体力学シミュレーションを最大50パーセント速く計算することができます。
- 動画編集者は、Final Cut Pro Xで最大11の4Kビデオの同時マルチカムストリームを編集できます。
というわけで、かなり専門家に向いたアップデートとなったようですが、既に購入を決めた方はいらっしゃるでしょうか?ちなみに新型MacBook Pro 15インチでSSD以外全部盛りなアップグレードを適用すると、全体で407,300円(税抜)となります。やっぱり結構お高いですよね。。
- 第9世代の2.4GHz 8コアIntel Core i9プロセッサ(Turbo Boost使用時最大5.0GHz)
- 32GB 2,400MHz DDR4メモリ
- Radeon Pro Vega 20(4GB HBM2メモリ搭載)
あとは15インチは持ち運びにかなり不便といえます。常に持ち歩くような人にはやはり13インチをお勧めしたいですね。
記事は以上です。
(記事情報元:iDownloadBlog)