Appleが年内にリリースするとこれまで噂されている「新型MacBook Pro 16インチモデル」ですが、業界誌のDigitimesによると、サプライチェーンの情報源によって、今月10月末までにリリースされると報道されています。今日はもう21日、つまり10日以内にリリースされるということで、本当であれば発表が差し迫っていることになります。
Digitimesによると、台湾のメーカーQuanta Computer(廣達電腦)はすでに16インチMacBook Proの量産を開始しており、サプライチェーンのソースは、より信頼性の高いシザーキーボード、超薄型ベゼルデザイン、Intelの最新のプロセッサ・Coffee Lake Refreshを搭載する予定とされています。Intelは、ハイエンドMacBook Proに適したIce Lakeチップをまだ発表していませんので、Ice Lakeプロセッサはお預けということになりそうです。
ベゼルがスリムになることにより、16インチMacBook Proは、ディスプレイサイズが大きくなっても、既存の15インチモデルとほぼ同じサイズになるとされています。IHS Markitのアナリスト、Jeff Lin氏は、このMacBook Pro 16インチの解像度は3,072×1,920ピクセルになると述べています。
なお、当ブログでもお伝えした通り、先週最新のmacOS Catalina 10.15.1ベータ版にて、MacBook Pro 16インチのものとみられる画像が発見されました。どちらのアイコンも1週間以上前に作成され、未発表のMacBook Pro 16,1という型番が記されています。
ちなみにAppleが16インチMacBook Proをリリースするという予測は、著名なアナリストMing-Chi Kuo(郭明錤)氏によって最初に予測されました。Kuo氏は今年2月に、MacBook Pro 16インチが2019年内にリリースされると述べていました。またKuo氏は後にこのMacBook Pro 16インチいには新しい構造のシザーキーボードが搭載されるとしていました。BloombergのMark Gurman氏も、同様にMacBook Pro 16インチが2019年内に販売されることを予測しています。
Appleは、恐らく既存の15インチおよび13インチのMacBook Proモデルに加えて、16インチMacBook Proをノートブック型コンピュータのハイエンドに位置付ける予定だとされています。Kuo氏によれば、2020年にはこのMacBook Pro 16インチで採用される新しいシザーキーボードが他のモデルにも採用され始めるとされています。
いずれにせよ、macOS Catalinaベータ版にも画像が入っている以上、リリースが近いのは間違いなく、いつリリースされてもおかしくない状況とはいえるでしょう。Macに関してはiPhoneと異なってかなり情報がリークしにくいこともあります。そういう意味では、Quantaが優秀なのか、或いはMacのリーク情報はそれほど高い値段で売れないので誰もスクープやリークを狙っていないというのがあるのかもしれません。
しかしもう少し早く出してくれたら、私もこのMacBook Pro 16インチを購入することを考えたかもしれません。。が、私は今年年始にMacBook Pro 13インチの2018年モデルを購入してしまいました。バタフライ構造キーボードに不安を抱えつつ、実際既にNキーが2回押されたり押されなかったりと異常が出てきています。またスペースキーも感覚がおかしくなってきています。使用してわずか1年以内にこの調子ですから、バタフライキーボードはやはり信頼性が低いと言わざるを得ませんね。無償交換して欲しいですが、毎日の仕事に使っているのでAppleに預けている時間がありません。困りましたね。これもAppleの黒歴史になってしまうのでしょうか。。
記事は以上です。
(記事情報元:Digitimes via MacRumors)