中国でNo.1の販売台数を持つシャオミ(xiaomi、小米)が、昨日の当ブログ記事に書いたとおり、小米ノートハイスペック版(xiaomi note Pro)のリリースを発表した。
しかしこの小米Noteハイスペック版は既に数ヶ月前にリリースすることは発表されており、全くの新機種発表というわけではなかった。ということでここしばらく、シャオミが今後どんな端末をリリースするかが人々の注目を集めている。
シャオミ(小米)の製品ロードマップがリーク
数日前、中国版TwitterのWeibo(微博)上で、シャオミが今年販売する予定の製品ロードマップがリークされた。以下2枚は同じものだが、中国の場合メディアが余計なロゴマークを入れるので内容が完璧に読めるものが少ない。Weiboにも元ネタ投稿が見つからなかったので、2つのメディアから2枚をピックアップ。これで全体が見えるだろう(左上と右下を相互補完すればOK)。
シャオミ(小米)の小米4S(mi 4S)についての噂
上のロードマップによれば、今月6月には小米4S(mi 4S)がリリースされ、それにはSnapdragon 810(今回リリースされた小米Noteハイスペック版と同じ)が搭載されるという。また7月リリース予定の紅米Note 2(Redmi Note 2)シリーズでも2種類の製品がリリースされ、噂のフラッグシップモデル小米5(mi 5)はSnapdragon 820プロセッサが搭載され、11月にリリース予定だという。
小米4Sでは、5インチ1,080ppiのディスプレイが採用されあまりディスプレイはよくないが、CPUには今回リリースされた小米Noteハイスペック版と同じSnapdragon 810(MSM8994)が採用される模様だ。またカメラについても小米Noteハイスペック版と同じ、1,300万画素で2μmのCMOSセンサーが使われ、前面カメラには400万画素ものが採用されるという。
シャオミ(小米)の紅米Note 2(Redmi Note 2)シリーズについての噂
更に小米Noteの廉価版紅米Note 2は7月にリリースされるとのことだが、小米Noteと同様、紅米Note 2と紅米Note 2 Proの2種類のバージョンが用意される模様だ。紅米Note 2の開発コードネームはH3Xで、5.5インチ720ppiのディスプレイ、Snapdragon 410(MSM8919)プロセッサ、そして500万画素の前面カメラと1,300万画素の背面メインカメラが採用されるという。同時にリリースされる紅米Note 2 Proではプロセッサに性能がよりよいSnapdragon 615(MSM8939)が採用され、その他の仕様については紅米Note 2とほぼ同じであるという。
ベゼルがない小米5は年末登場?
最も注目を集めている次世代フラッグシップモデル、小米5(mi 5)はロードマップによると11月にならないとリリースされないようで、その開発コードはX8(ちなみに小米Noteハイスペック版はX7だった)。5.2インチディスプレイ採用でノンベゼルデザイン、そして解像度は2Kとなるもよう。プロセッサに意外性はないがSnapdragon 820(MSM8996)、カメラは2,000万画素にバージョンアップされる模様だ。ただ前面カメラは200万画素にとどまる模様で、これは小米5までにリリースされる機種に対しても劣る形となる。
ただ、まだ小米の新製品関連リークには噂されている小米5 Plus(小米Note 2?)の影さえなかったし、また今回の新製品ロードマップも本物かどうかについてはまだ100%確証がとれたわけではない。ただ、これまでのいくつかの情報を集めてみると、小米5が今年の第四四半期に発売される可能性は非常に大きく、これまでのリークをしてきた人物達の中でもその確証がとれているという。
指紋認証システムをサポート
小米5には指紋認証システムがいよいよ搭載されるという噂もあったが、もしSnapdragon 820プロセッサが採用された場合、それは小米が超音波指紋認証テクノロジーをサポートするということだ。この超音波指紋認証とは、文字通り超音波によって指紋を認識するもので、直接ボタンに触れることなく、更に従来のものより精度高く立体指紋識別が可能となるという。直接触れないことで、汗や油、またハンドクリームや汚れなどが指紋についていても認識が可能となる。
もちろん以上の噂の真実性についてはまだ何ともいえないところだ。しかし小米4Sが6月頃リリースされるというのはどうやら鉄板のようだ。
シャオミ(小米)に興味がある方は、引き続き当ブログの報道等にご注意いただければと思う。
画蛇添足 one more thing
ロードマップの比較相手がファーウェイ(HUAWEI、華為、华为)なのが面白い。シャオミはやはり今年はファーウェイをライバルとみて戦いを仕掛けているというところだろうか。
記事は以上。
(記事情報元:网易手机)