既にAppleの次世代iPhone【iPhone 7(仮称)】については数々のリーク情報が出ていて当ブログでもお伝えしているとおりだが、今度は珍しく【iPhone 7】の製造に関する図面、その中でも恐らくQC工程図などQCに関わる生産図面の一部を盗撮したと思われる画像がリークした。
リーク元は中国の”百度贴吧”という巨大掲示板で、昨日午後にとある匿名のユーザによって投稿されている。
上記の図面は中国語の中でも台湾や香港で使われている”繁体字(日本語で言うところの旧字体)”で書かれていて、恐らくリーク元はiPhoneの組立を引き受けている最大の委託先フォックスコン(Foxconn、富士康=台湾ホンハイ Hon Hai 鴻海の中国法人)の内部の人間ではないかと考えられる。そしてこれらの図面は台湾で作られた、ということになる。
ただ今回リークされた図面では基本的には製造の際の各部分の名称の定義に止まっている。図面から読み取れるiPhone 7の外観は噂通り、背面のアンテナの横線が廃止され、またカメラはサイズが大きくなって場所が変わり、また飛び出ている(4.7インチのものだろうか)。それ以外に目新しい発見はない。
なお、3.5mmイヤホンジャックが廃止されるという情報については、恐らく正しい。というのも3.5mmイヤホンジャックのことがここでは触れられていないからだ。
またiPhone 7のホームボタンは感圧式になっているという噂もあるが、私が読み込んでもそのことについては書かれていないため、真偽は不明。
なお、もう1枚QC基準書のような図面の一部がリークしているが、これはQCを勉強した人でないと読んでも何が何だかわからないかもしれない。
なお、この図面をリークした人物は、更にQC(品質管理)部門が使うための書類が他にも山ほどあって、今回リークされたのはQC工程図とQC検査基準書の一部であるとしている。そしてリークした人物はさすがにまずいので逃げているとのこと。
リークした人はフォックスコン内部、或いはApple内部の人間であるのは恐らく間違いないだろう。
画蛇添足 One more thing…
私もかつては中国で委託生産管理(調達管理)を仕事でやっていたため、こういった書類を山ほど管理してきた。また自分自身もQC工程図や組立手順書などの書類の翻訳や新規作成(中国語)などもしていたため、なんとなく雰囲気はわかる。
Appleの書類は相当厳しそうなイメージがある。実際もっと他の書類がリークしたら見てみたいものだ。単に興味本位の感想で申し訳ないが。。
記事は以上。
(記事情報元:WeiPhone、Nowhereelse.fr)