Macユーザ要注意!Windowsで悪名高いマルウェア【Snake】がMacに移植される

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Malwarebytesによれば、Windowsにバックドアをしかけるマルウェア(悪意のあるソフトウェア)、【Snake】がMac用に移植されてしまったという。【Snake】はまたの名を【Turla】や【Uroburos】ともいい、非常に高度で複雑なマルウェアとなっている。ちなみにMacに移植される前に、このSnakeはWindowsとLinuxに対して猛威を振るっていた。

【Snake】は先週初め頃にAdobe Flash Playerのインストールアプリケーションに偽装していることが発見された。【Snake】は”Install Adobe Flash Player.app.zip”のフォルダの中に入っており、外から見れば普通のAdobe Flash Playerのインストール用アプリだが、実際は違法な証書によって署名されたものだ。

Snake-installer

そしてこのインストール用アプリはAdobe Flash Playerを実際にインストールする。しかしそこにマルウェアが付属し、それだけではなくMacに”バックドア”をしかけてしまう。マルウェアは/Library/Scripts/フォルダの中に隠れて、Adobeの起動プロセスに偽装する。

Snake-installer-2

Appleは既に【Snake】が使用している証書を無効化したため、以前の【Snake】は既に新たに感染することは不可能となったが、やはり安全のためにMacユーザはこのマルウェアについて理解しておく必要があるだろう。なお【Snake】に感染したデバイスは、データが盗み出されてしまう。サービスへのログイン情報、パスワード、また暗号化されたファイルも盗み出されてしまうのだ。

Macユーザは、アプリをインストールする際にはできるだけMac App Storeを通じてインストールするか、少なくともソフトウェア・アプリケーションのメーカーの公式サイトからダウンロードしてインストールするようにしたい。

記事は以上。

(記事情報元:Malwarebytes

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