AIファーストの時代が到来すれば、AirPodsがApple Watchを超える?

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Appleは昨年末にワイヤレスイヤホンの【AirPods(エアポッド)】を突如リリースしたが、発売後約4ヶ月経った今でもずっと品切れ状態が続いている。そしてとあるベンチャーキャピタルによれば、この新製品はもっと知名度が高いはずの同社製品の腕時計、【Apple Watch(アップルウォッチ)】シリーズをも超えそうな勢いだと分析されている。

AirPods

AirPodsはApple WatchよりもSiriにアクセスしやすい

Apple Watchに比べ、AirPodsは非常に重要な利点がある。このワイヤレスイヤホンは更にSiriとの対話を簡単にし、時計に話しかけるようなマヌケに思える状況をなくすことができるのだ。つまり、AirPodsはApple WatchよりもAIに近づくことができるデバイスなのだ。将来的にはAIファーストの時代が到来するといわれているだけに、AIにより近しくなれるデバイスの方が優れているのは間違いない。

そして将来的に、AirPodsにはApple Watchと同じようなヘルスケアセンサーが搭載されるかもしれない。ベンチャーキャピタルのLoup VenturesのアナリストDoug Clinton氏は、現在AirPodsはAppleにとってApple Watchよりも重要な製品となっているといい、そのように断定しても言いすぎではないとしている。

 

AirPodsの販売台数は来年Apple Watchよりも多くなる?

Loup Venturesの予測によれば、Appleは2017年ではApple WatchとAirPodsの販売台数は同等(約1,000万セット)となるが、来年はAirPodsの販売台数がApple Watchのそれを上回るとされている。また2020年には、AppleのAirPodsの販売台数はApple Watchの3倍となり、そのことでAirPodsとApple Watchの営業収入が同等になるとも予測されている。

 

技術的な3要素をクリアすれば、AirPodsはApple Watchよりも優れた端末になるかも

腕と同様、耳も心拍等の生体データを測定できる身体の部位だ。Clinton氏は、Appleが心拍や体温、心電図やその他の指標を監視測定可能なイヤホンの特許を取得していることを指摘している。ただ、それらの機能や要素を1つに集めること、また機能を集めてもそれほどバッテリーを食わず、またイヤホンそのものが重すぎず耳に負担をかけないという3つの要素が肝心となり、現在の技術では恐らくそれらは実現できない。Appleは将来的にそれらを解決する方法を見つける必要がある。

 

画蛇添足 One more thing…

しかし、そんな未来の話よりも直近ではAppleはAirPodsの供給を安定させた方がいいと思う。。

記事は以上。

(記事情報元:Loup Ventures

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