iOS 10対応脱獄ツール”Yalu”の開発者、iOS 10.2対応のSafariベース脱獄ツールをiOS 10.3リリース後に公開することを公言

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iOS 10対応脱獄ツール”Yalu1011″と”Yalu102″の開発者Luca Todesco氏がTwitterで、iOS 10.2と7日間問題に対応したSafariベースでの脱獄ツール(あの”JailbreakMe”のようなもの)を、iOS 10.3リリース後に公開すると投稿して脱獄界隈では話題になっている。

またTodesco氏は更に、脱獄界のネ申こと@Saurik(ソーリック、Jay Freeman)氏が先日リリースしたCydia Extenderの背後にいる”神秘的な男(Mistery Man)”であったことを認めた。

Cydia Expanderは脱獄Tweakの形式でSafari上で直接.ipaファイルを閲覧することが可能になるツールで、Cydia Impactorと同じ仕組みで.ipaファイルを本体にインストールすることが可能になる。また”Yalu”の7日間の期限が切れる前に行えば再署名や再インストールもできるようになる。

このCydia Extenderを開発した目的はもともとはYaluの7日間問題を解決するためだったが、Saurik氏もLuca Todesco氏も二人ともこのツールのインストールにはAppleデベロッパアカウント(有料)が必要だったことに気がついていなかった。Todesco氏は現在このツールの問題を修正する時間はないとしており、その時間を1 day WebKitとiOS 10.2対応でJailbreakMeのようなSafariベースの脱獄ツールに振り向けるようだ。

なぜTodesco氏がiOS 10.3正式版リリース後にiOS 10.2用脱獄ツールをリリースするとしているかについては、恐らく彼はAppleがiOS 10.3正式版で彼が利用しているセキュリティホールを塞ぐかどうか様子を見たいのだろうと思われる。そしてiOS 10.2対応脱獄ツールは当初64bit版iPhone、iPadとiPod Touchのみの対応になる可能性が高い。

iOS 10.3は既にベータ7までリリースされており、春の新製品と共に正式版がリリースされるのではないかとみられている。そうなると今月末にはリリースされるものと思われるが、脱獄をしたいのであればiOS 10.2のままにしておいた方が良さそうだ。

またiOS 10.3ではファイルシステムへの変更が加えられるため、バックアップはしっかりとっておいたほうがよいと思われる。

記事は以上。

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