Appleが昨日ニュースをリリースし、北京と深圳の後に上海と蘇州にも新しいR&D(研究開発)センターを設立する計画を発表したことは当ブログでもお知らせしたとおり。そしてその目的は北京大学や清華大学、上海交通大学などのエリート大学の卒業生の育成とされている。
そしてAppleは同じニュースの中で、同社が中国で480万人もの雇用を創出しサポートしていることにも言及している。そのうち180万人がiOSデベロッパで、他はiOSエコシステムに関連する職業に就く人達だ。
この数字がアメリカのメディアの注目を集めた。ウォールストリートのメディア247wallstによれば、Appleがアメリカではたった190万人しか雇用を生み出していないとし、中国の方がその人数は2.5倍多いことになる。これまでAppleが発表してきた情報によれば、同社がアメリカで生み出した雇用のうち、140万人がiOSエコシステムと関連する職業で、Appleが直接雇用している人数は76,000人とされている。
247wallstによれば、Appleが生み出した雇用のうち、大部分を占めるのはサプライヤー関連だという。例えばサプライヤーの中でも知名度が最も高いフォックスコン(Foxconn、富士康)だけでも約120万人がおり、そのうち圧倒的大多数は中国大陸の人で、中国大陸で仕事をしている。
2016年9月まで、Appleが世界中で雇用している自社社員は約11万6000人とされている。昨日のニュースリリースでは、Appleは大中華圏で22の事務所と46の小売直営店(Apple Store)を設け、直接雇用をしている人数は12,000人とされている。Appleは中国で展開している事務所や直営店は100%再生可能エネルギーによって運営されており、中国や世界各地の製造パートナーに対しても同様のクリーンなエネルギーを使うことを要求しまたサポートもしている。
記事は以上。
(記事情報元:247wallst)