Digitimes:台湾TSMC、Apple次世代iPhone用のA11チップの量産を開始

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台湾Digitimesの最新の報道によると、台湾TSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Company)が正式にAppleの次世代iPhone【iPhone 8(iPhone X、iPhone Editionとも)】に搭載される予定のA11チップの量産に入ったという情報を、情報筋から得た情報として伝えている。同社は4月から大規模な量産に入る予定だったが、製造に問題があってキャパが確保できず、5月にずれ込んだようだ。

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なお、TSMCはこれまでの噂通りAppleのA11チップの100%独占サプライヤーになるもようだ。現在情報が錯綜しているが、A11チップは次世代iPhoneのうち【iPhone 8】のみに使われるという情報と、【iPhone 7s/7s Plus】にも搭載されるという2種類の情報がある。

AシリーズプロセッサはApple自らがR&Dを行い、製造は委託先に依頼するのがこれまでのやり方だ。そして毎年、Aシリーズプロセッサの性能が業界のスタンダードとなっている。

Digitimesによると、TSMCは製造関連のトラブルに見舞われたが、最終的には解決したとのこと。情報筋によれば、10nmプロセスのA11チップは製造工程が複雑で、パッケージングの段階でコンポーネントの積み重ねの配置による問題が影響を与えていたようだ。

また、A11チップの進化形(恐らくA11X)が将来リリースされる次世代iPadシリーズにも使われるという。Appleは今年、12.9インチと10.5インチのiPad Proをリリースするのではないかという情報もある。もし9月以降であればそれらにA11チップ(A11Xの可能性も)が搭載される可能性もあるだろう。

何はともあれ問題が解決してよかった。そしてA11チップは世界を席巻するプロセッサになるだろう。毎年恒例のことになってしまったが。。

記事は以上。

(記事情報元:Digitimes

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