Appleは日本時間2023年7月25日未明、iPhone向けの最新OS(システムソフトウェア)【iOS 16.6】及びiPad向けの【iPadOS 16.6】の提供を開始しました。このiOS 16.6は2023年6月21日にリリースされたiOS 16.5.1から1ヶ月と4日でリリースされました。今回は小数点1桁アップデートにも関わらず新機能の追加は一切なく、重要なバグの修正とセキュリティアップデートとなっています。
AppleはiOS 16.6/iPadOS 16.6と同時に、Mac用の最新OS【macOS Ventura 13.5】、Apple Watch用の最新OS【watchOS 9.6】もリリースしています。更にAppleTV用のOS【tvOS 16.6】もリリースされています。
ここ最近、AppleのOSアップデートのナンバリングには法則が一切なくなってしまい、バグ修正で小数点1桁アップデートをするなんて本当に首をかしげるばかりですね。緊急セキュリティパッチもリリースされて、余計にわけがわからなくなっていますね・・・この傾向は今後も変わらないのでしょうか。ユーザとしては混乱するのですが。。
iOS 16.6 アップデート内容
iOS 16.6アップデートの変更点について、Appleはリリースノートで以下のように記述しています。
このアップデートには重要なバグ修正とセキュリティアップデートが含まれ、すべてのユーザに推奨されます。
Appleソフトウェアアップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
macOS Ventura 13.5 アップデート内容
同時にリリースされたmacOS 13.5 Venturaアップデートの変更点について、Appleはリリースノートで以下のように記述しています。
このアップデートには重要なバグ修正とセキュリティアップデートが含まれ、すべてのユーザに推奨されます。
Appleソフトウェアアップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:https://support.apple.com/ja-jp/HT201222
macOS Ventura 13.5のアップデート内容も、やはりバグ修正とセキュリティアップデートになっています。
watchOS 9.6 アップデート内容
同時にリリースされた watchOS 9.6 アップデートの変更点について、Appleはリリースノートで以下のように記述しています。
このアップデートには重要なセキュリティ修正が含まれ、すべてのユーザに推奨されます。
Appleソフトウェアアップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください: https://support.apple.com/kb/HT201222
(2023/07/27追記)小数点1桁アップデートだけあってセキュリティ修正がすさまじい。。
2023/07/26にようやくAppleよりセキュリティ情報ページのアップデートが行われ、そこで今回のiOS 16.6/iPadOS 16.6/tvOS 16.6、macOS Ventura 13.5、watchOS 9.6のセキュリティアップデート内容が公開されました。凄まじい量及びかなり致命的なセキュリティ脆弱性の修正が行われていますので、これは全ての人へのアップデートが推奨されますし、大幅なセキュリティアップデートがあったということで小数点1桁アップデートのナンバリングもやむなしという感じがします。実際、これまでも小数点1桁アップデートでは非常に多くのセキュリティアップデートが行われることが恒例でしたので、今回も従来通りといえば従来通りといえるでしょう。
内容をよく見ると、iOS 16.6のセキュリティアップデート内容も多いですが、特にmacOS Ventura 13.5のアップデート量がとんでもないです。ちなみに過去のmacOS、macOS Monterey 12.6.8、macOS Big Sur 11.7.9もmacOS Ventura 13.5と同様にセキュリティアップデートがリリースされています。ただこちらは過去のOSということで、小数点2桁アップデートとなっています(従来通り)。
最新ハードウェアiPhone 14シリーズ用を含む、iOS/iPadOS 16.5.1等全てのオリジナルファームウェアのダウンロードはこちらから
最新の【iPhone 14/iPhone 14 Plus/iPhone 14 Pro/iPhone 14 Pro Max】用も含め、iOS/iPadOS 16.6までの全てのファームウェア(OFW)のダウンロードリンクはこちらです(順次アップデート予定)。
基本的にはiOS等AppleのOSは最新バージョンにしか復元できないようになっていますが、先にファームウェアをダウンロードしておいて複数台をアップデートする、或いは一つ前のiOSでSHSHが発行されているバージョンへのダウングレードやバージョン維持復元の用途でお使いいただけます。
記事は以上です。