Apple、自動車のシートとサンルーフに関する2つの特許を取得。独自EV開発は確実か

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米国特許商標庁(USPTO)によって公開され、Appleが取得した2つの特許から、Appleが長らく秘密裏に自動車業界に参入しようとして計画中と噂されている、EVの開発プロジェクト”Project Titan”の一部を垣間見ることができそうです。その2つの特許とは、シートとサンルーフに関する物で、もろに自動車に関するものです。

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まず最初の特許は、「ダイナミックシートシステムのための触覚(ハプティック)フィードバック」と題されたものです。ダイナミックシートシステムとは、1つかそれ以上の自動車上に搭載されたセンサーによって、車内や車外で起こっていることに対応して、警告音や視覚的な合図ではなく、シート自身がドライバーに伝えたり調整したりするというものです。今回の発明特許をごく簡単にまとめると、そのフィードバックを触覚で行うという仕組みといえます。

例えば、外の天気が悪くなって雨が降ったりした時などに、事故が起こりやすくなるためシートベルトのテンションを少し高める、というようなことです。他にもシートの高さや角度の調整、クッション性(柔軟性)の増加や減少などを自動的に調整するなどの方法も挙げられます。

そして2つの特許は、「非線形の軌道を持った可動パネル」で、これは自動車の天井に着いているサンルーフを、複数の非線形軌道を持ったパネルをアームピボットによって動かすというシステムの発明です。この特許では、パネルが開閉する仕組みを説明しています。

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もちろん、Appleは全ての取得した特許を自社製品の中に使うわけではなく、今回上記2つの特許を取ったことから、すぐにAppleが自社の自動車製品、噂の”Apple Car”をリリースするとは限りませんが、先日当ブログでもお伝えしたとおり、TF International Securities(天风国际证券、天風國際證券)のApple関連の著名なアナリスト、Ming-Chi Kuo(郭明錤)氏は、Appleは5〜7年以内に自社製の自動車をリリースするのではないかと予測しています。そして、もしこれが本当であれば、この自動車はiPhoneやMacに代わって、或いはそれらと並立したAppleを代表する製品となるでしょう。

ここ数年、Appleのリソースは自動車(電気自動車、EV)本体ではなく、現在も存在する自動車用OS”CarPlay”を発展させた自動運転技術に注力されているとされてきましたが、ここ最近になって様々な事象から、Appleはやはり自社でEVそのものの研究と開発を再開しているのではないかとされています。最近は低迷するテスラから人を引き抜いていることも報道され、特に先月8月には、元Appleの副社長でMacのハードウェア担当だったダグ・フィールド(Doug Field)氏がいったんテスラに入って重要な役職に就いた後Appleに出戻っていることからも、AppleがEVを開発していることはほぼ確実といわれています。

また、中国籍の元Apple従業員で、自動車関連プロジェクト担当だったZhang XiaoLang容疑者が、AppleのEVプロジェクトに関する車内機密情報を社内から持ち出し、中国に帰ろうとしたところを空港でFBIに逮捕されたことも記憶に新しいですね。

Appleによる自社開発の自動車のサンプル車が少量出荷されるという情報も先月当ブログでお伝えしたとおりです。

そして更にAppleが今回取得した2件の特許も、Appleがやはり自動車そのものを開発している”プロジェクト・タイタン(Project Titan)”が確実に存在することを証明しているようなものではないでしょうか。

Appleの自動車関連のプロダクトがいつ発表になるか、楽しみですね。私自身は最近車を買い替えたばかりなので、Appleにはあんまり早くリリースして欲しくないのですが。。笑

記事は以上です。

(記事情報元:iDownload Blog

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