米国の大手携帯キャリアT-MobileのCEO、John Legereは昔から歯に衣着せぬ物言いで有名だ。
大人物はやはり思ったことを直接言うものだ。
彼は最近GeekWireのインタビューで、最近のApple(アップル)のiPhone 6 Plusが曲がりやすいということで話題になっている”ベンドゲート(bendgate)”について彼独自の見解を語った。彼は”ベンドゲート”は完全に単なるあら探しだと考えているようだ。Appleの公式見解でも、たった9人しかiPhone6 Plusの湾曲問題についてクレームを出していないからだ。
T-MobileのCEO、John Legereのインタビュー全篇動画
上の動画の20分辺りで、彼がiPhone 6 Plusのベンドゲートについての見解を聞かれたときに、彼はiPhone 6 Plusを尻の下に敷いて座って見せ、そして明らかに曲がりが発生していないことを明らかにした。iPhone6 Plusがそれほど脆くないことを証明して見せたのだ。彼は故意にiPhone6 Plusが曲がりやすいということを誇張して言っている人達を諷刺し、”全くデタラメだよ、頼むよ、曲がってるのを見たことあるかい?”と話している。また”あの動画でヤツはあんなに力をかけてiPhone6 Plusを折り曲げている。もし彼の顔の色を見られたら、きっと紫がかってるだろうさ”、”こんなすごい手のひらに載るスーパーデバイスを、誰がわざと後ろポケットに入れて更にその上に座ると思うんだい?”と面白おかしく語っている。
いずれにせよ、iPhone6 Plusの需要と販売量は半端なく大きく、Appleデバイスの品質は驚くほどよく、その売上げにはベンドゲートのような噂が全く影響していないといっていいようだ。
画蛇添足:私もiPhone6 Plusはそんなに曲がりやすくないと思う
私も、John LegereがiPhone6を売る側の人間で、その立場からの発言であることを差し引いたとしても、やはり彼の意見に賛成だ。ベンドゲートは本当にバカバカしい。
私自身、最近電動一輪コミューターを買って、iPhone6 Plusをジーンズの前ポケットにつっこんで練習しているので、たまにiPhone6 Plusにそれなりの力がかかっているような気もするが、全く曲がったりたわんだりしているような様子は見えない。
てこの原理を使ってある一点にかなりの力をかけると曲がるらしいが、そこまでやるのはあくまでわざと曲げようとした場合だ。またiPhone6 PlusはiPhone5s/5よりも更に薄い。相対的にいえば実際に曲がりやすいのは間違いないと思うが、実際の使用で曲がりやすいというわけではないというのは実験機関も証明している。
ベンドゲートだといって騒いでいる人はSAMSUNGの手先か、Appleの不祥事にかこつけて一儲けしてやろうとか、そういう連中しかいないのではあるまいか。
記事は以上。