Appleにより、買収先のBeats内部リストラが始まる
9to5Macの報道によれば、
Appleは今年5月にBeats Electronicsの買収を発表したが、
その買収はまだ完全に終了していないようだ。
AppleはBeatsに対して内部スタッフのリストラを始めたという。
またまだリストラされていない従業員は、米国カリフォルニア州クパチーノ(Cupertino)にあるApple本社ビルに移動させられているという(素晴らしい内装デザインのBeats新本社ビルができたばかりなのに!)。
Beatsはフィル・シラーの管轄下に
上記の報道によれば、イヤフォン・ヘッドフォンやスピーカー、そしてその他Beatsのハードウェア担当の全ての開発チームは全てAppleの上級副社長フィル・シラー(Phil Schiller)の管轄下に入ったという。
それと同時に、デザインとイノベーションを担当していたBeatsのエンジニアはApple内部で新たな職位を与えられたという。
不幸だったのはもともとBeatsにいたヒューマンリソースや財務、
そしてカスタマーサポート部門にいた従業員達で、
これらのうちかなりの人がリストラに遭い、
まだリストラされていない人達も来年にならないとApple内でどのような職に就けるかがわからないという。
Beats Musicがどうなるかはまだ未定
その他、Beats Music(ストリーミング音楽サービス)部門とApple内部部門との統合も難題となっているようだ。
報道によれば、このサービスはiTunesサーバのサービス上に統合されるということだが、それにはかなり長い時間が必要となりそうだ。
そしてBeats MusicのCEOイアン・ロジャーズ(Ian Rogers)とCIOのトレント・リズナー(Trent Reznor)がAppleで引き続き働くかどうかもまだわかっていない。
以前の報道では、Beats Music部門は引き続きBeatsの本部があったサウスキャロライナ州に残って、独立して運営されるというものもあったが、果たして。
Beatsのジミー・イオバインやドクター・ドレーはどうなるの?
Beatsの共同創業者で前CEOのジミー・イオバイン(Jimmy Iovine)や同じく共同創業者のドクター・ドレー(Dr. Dre)がApple内で具体的にどのような働きをするかも実はまだはっきりしていない。
恐らくAppleのシンボル的な存在となり、
音楽以外にも芸能を超えた外の業界との繋がりを作る働きをしていくのだろうと思われるが。。
記事は以上。