英国Daily Mailの記事によると、
先日サイモン・ホッブズ(Simon Hobbs)が司会を務めたインタビュー番組、「Squawk on the Street」で面白いことが起こった。
彼はゲストに呼ばれていたニューヨークタイムズ(New York Times)のコラム作家、
ジム・スチュアート(Jim Stewart)とのおしゃべりになったときに、
現在多くの大企業のCEOは、男女関わらず同性愛だという話題が出たのだ。
スチュアートによれば、彼は多くの同性愛のCEOのところを尋ねたことがあるが、
もちろん彼はもちろん一人も名前は明かせないと語った(当たり前だ)。
しかし番組司会のホッブズは追撃の手を緩めず、
「私はティム・クック(Tim Cook)の身分はとてもオープンになっていると思うけど、違うのかい?」と聞いたところ、
スチュアートはほんの少し黙った後首を横に振り、
「たぶんなんかの間違いじゃないか?私はそれはありえないと思う。」
ときっぱり否定した。
もちろんスチュアートの公共電波上でのTPOをわきまえた発言だったという見方もできる。
ティム・クックがAppleの経営権を握って以来、
彼の過去が少しずつ明らかになってきているが、
彼の仕事人生の記録に比べ、
プライベートは非常に神秘的ともいえるほど明らかになっていない。
知られているのは彼が独身だということだけで、それ以外のことは殆ど知られていないと言っていい。
以前、フィナンシャル・タイムズ(Financial Times)の記者が、
Twitter上でクックが同性愛だということを暗示してニュースになったことがあり、
このツイートは多くの人からの譴責の対象となった。
しかしそれ以来、「同性愛」という言葉はクックと切っても切れないキーワードになってしまった。
2013年4月、米国の著名な同性愛雑誌「Out Magazine」が公表した、
“同性愛トップ50″のランキングの中で、
ティム・クックはなんとトップになってしまっている。
しかも2013年のそれが初めてではなく、
クックにとって三回目の殊勲になってしまっている。
面白いのは、3年間もその雑誌でトップの位置を占め続けているクックが、
これまで一度も自分が同性愛だと語ったこともないし、
他の人が証明したこともないことだ。
私は特に同性愛への偏見はないつもりだが、
結婚をしないで独身でいるだけで同性愛といわれてしまうのはかわいそうだなと思う反面、
「Out Magazine」で3年連続トップになるということは案外根も葉もない噂というわけでもないかもしれない。
私は個人的にあまりゴシップ的な内容でAppleの役員のことを追っかけるのは好きではないが、
少し気になった記事だった。
とはいえ、ぶっちゃけティム・クックがゲイであろうとなかろうと私には全然関係ない。
彼の経営のもとで、Appleがいい製品を出してくれさえすれば。
記事は以上。