Androidユーザーは注意!ウイルスで携帯がビットコインの発掘マシンに

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Androidに新たなウイルス発見される

ウイルスチェックソフトで有名なTrend Micro(トレンドマイクロ)が公表した最新レポートによると、
Android OSに新たな悪意のあるプログラム(ウイルス)が存在することが判明した。
このウイルスによって、あなたのAndroid携帯が充電されているときに、
こっそりとビットコイン(bitcoin)等の仮想デジタル通貨(Cryptocurrency)を盗みだし、
またCPU占有率を上げ携帯の電池を消耗してしまうということだ。

ウイルスはAndroid携帯を利用してビットコイン等を発掘する

トレンドマイクロの研究者によると、
この悪意を持ったプログラム(ウイルス)の名前はANDROIDS_KAGECOIN.HBTという。
調査によると、このウイルスはGoogleのアプリストアGoogle Playの多くのAndroidアプリの中、
例えば「Songs」、「Football Manager Handheld」や、オンラインラジオアプリの「TuneIn Radio」等に潜んでいるという。
同社の推測によれば既に数千台のデバイスがこのウイルスに感染しているという。

Android_virus_bitcoin

また同社の脅威伝達担当マネージャーChristopher Buddは、
「この悪意のあるプログラムは被害者の携帯のソースを使ってビットコイン等の仮想通貨を発掘(マイニング)する。つまり被害者の携帯が攻撃者の利益を生むための道具と化す」
と述べている。
そしてこのウイルスに感染した携帯は電池寿命が短くなり、
また充電中にCPUをフル稼働させるため、デバイス全体の寿命も短くなると言う。
Budd氏は上記に挙げたプログラムをインストールした覚えのある人は即刻削除するべきであると提案している。

ビットコインのマイニングはできないかもしれないが。。

しかし一方で、トレンドマイクロの研究者のうちの1人は、
「確かにこの攻撃手段は非常に巧妙で賢いやり方だが、
携帯の性能ではビットコインの発掘(マイニング)用マシンとはなりえない」
としている。
ただ、「Android携帯の充電速度が遅いと感じたり、充電中に異常に発熱する状況が発生したら、
まずはウイルスチェッカーを使う必要がある」とも述べている。

もちろん、一台のAndroid携帯ではビットコインの発掘は無理かもしれないが、
数千台が同時に稼働したらどうなるかはわからない。
技術的にそのようなことができるかどうかも不明だ。
しかし攻撃者の目的が達成するにせよしないにせよ、
悪意を持ったプログラムの勝手な稼働によって携帯の寿命が減るのは非常に迷惑なことなので、
上記に挙げたアプリをインストールした人は、速攻で削除するようにしたいものだ。

Androidって怖い。。

私自身はメインはiPhone/iOSユーザで、
Android機(Samsung Galaxy Note)は持ってはいるがそれほど使っていない(殆ど読書マシンだ。。)。
しかしウイルスの脅威があるとは面倒なOSだなあと他人事のように感じてしまうのである。
(あ、Androidのヘビーユーザの方、ごめんなさい。。)
というのもApple iOSには基本的にウイルスは存在しないからだ。
もちろん、今後もずっと発生しないことを保証するものではないが。。
少なくとも公式のApp Storeからアプリをインストールしている限りは、
危険度は極めて低いだろう。

但し、iOS脱獄アプリについてはその限りではない。
このブログの読者はiOSデバイスを脱獄している人が多いと思うが、
基本的にクラックアプリを置いているようなリポジトリからの脱獄アプリのインストールは避け、
Cydiaデフォルト或いはCydiaで公式に推薦されているリポジトリからインストールするようにしたい。

記事は以上。

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