今年秋に発売されるとみられるAppleの次世代iPhone【iPhone 7】には、従来と同様4.7インチ版と5.5インチ版が存在し、5.5インチ版の【iPhone 7 Plus】或いは【iPhone 7 Pro(またはPremium)】とされる機種には、デュアルレンズカメラが新たに採用されるという噂が主流となっている。
では、その新しいデュアルレンズカメラモジュールをAppleから受注するのはどのメーカーなのだろうか?
Business Koreaによれば、LG Innotekが5.5インチ版iPhone 7のデュアルレンズカメラモジュールを独占受注し、今月中にはAppleに供給を開始すると伝えている。
しかし同時に上記の報道では、LG Innotekの”独占”状態は短期的なものだとも伝えている。なぜなら来年には他のメーカーもデュアルレンズカメラモジュールの製造に入ってくるからとのこと。
日本のソニーは長い間AppleのカメラのCMOSセンサーのサプライヤーで、今回もソニーがデュアルレンズカメラモジュールを供給する予定だったが、ソニーは既にソニー自社以外のカメラ製品へのCMOSセンサーモジュールの供給を暫く中止するとしていて、熊本地震の影響によるものとみられるが、ソニー自身は熊本地震の影響ではないとしているようだ。
サプライチェーンを構築するにあたり、Appleはこれまで基本的には複数社購買をすることでリスクの低減を図る方針を持っている。そんなわけで【iPhone 7 Plus】の初期ロットのデュアルレンズカメラモジュールをLG Innotekが”独占受注”するというニュースはメディアにも少々驚きをもって受け止められている。
なお、4.7インチモデルの【iPhone 7】にはデュアルレンズカメラは搭載されず、従来と同様シングルレンズカメラになるのではないかとみられている。
なお、上記の韓国メディアの報道は100%確証がとれたものではない可能性がある。韓国内メディアということで、自国内企業について有利な書き方をするというバイアスがかかることも少々考慮しつつ読んだ方がいいかもしれない。
記事は以上。
(記事情報元:Business Korea)