もし何か特別な事件でもない限り、Appleは今年秋(9月)に新型iPhone【iPhone 7(仮称)】をリリースするものとみられている。このそしてiPhone 7は従来と同様4.7インチと5.5インチの2つのサイズ展開になるといわれている。
ではiPhone 7のディスプレイ解像度はどうだろうか?iPhone 6sに比べて大きな変化はあるだろうか?
iPhone 7のディスプレイ解像度、5.5インチのiPhone 7 Plusは2Kクラスに?
Weiboユーザで最近iPhone 7のモック画像やニセモノ関係のリーク情報が続く@KK低调が、過去6月にリークした写真と共に、iPhone 7シリーズのディスプレイ解像度が、4.7インチモデルが1080p(=1,920×1,080ピクセル?)に、5.5インチモデルが2K(2,560×1,600ピクセル?)になると書き込んでいる。
ちなみに現行のiPhone 6sシリーズの解像度と比較すると以下の通り。
- iPhone 6s 4.7インチ:1,334 x 750ピクセル→iPhone 7 4.7インチ:1,920×1,080ピクセル
- iPhone 6s Plus 5.5インチ:1,920 x 1,080ピクセル→iPhone 7 Plus 5.5インチ:2,560×1,600ピクセル
ただ、既にAndroidのフラッグシップモデルについてとっくに上記よりも高い解像度のディスプレイを搭載している。Appleとしては、他に追随して自社の製品のハードウェアをアップデートするようなことはしないのが基本方針だ。Androidが現在解像度をあげているのは、VRデバイスを使用しても問題がないようにしているといわれているが、2Kクラスになるということは、バッテリーの持続時間に影響してしまう。
Appleは現在のところVRに関してはかなり消極的で、暫くVRデバイスそのものをリリースすることはないといわれている。それではiPhone 7 Plus(或いはiPhone 7 Pro)を2K解像度にする意味はどこにあるのだろう?
ということで、上記の@KK低调からのWeiboでの情報は信憑性が高いとはいえない感じがする。
解像度が高いことがディスプレイ画質のよさには直結しない
また、この”解像度”についても、様々な考え方がある。実は”解像度”だけではディスプレイ表示画質の全てを表せるわけではない。カメラの画素数の大きさが画質を全ての決め手ではないのと同様だ。またiPhoneに採用されているLCDは他の大多数のAndroidフラッグシップモデルに採用されている有機ELディスプレイ(AMOLED)とは基準も技術仕様も異なるため、単純に解像度を比較しても科学的にはあまり意味がないといわれている。
そんな意味でも、今回のリーク情報の信憑性はかなり疑わしいといわざるを得ない。とはいえ、解像度を高くするくらいのことをしないと、外観に殆ど変化がないといわれる次世代iPhone 7においては殆ど”ウリ”がなくなるため、解像度を上げてくることも全く考えられないことでもない。
ただもしiPhone 7が解像度的に特にあがることはなくても、Appleは何らかの方法でディスプレイの表示性能の向上をしてくる可能性はある。
記事は以上。
(記事情報元:Weibo)