必ず設置しておきたい!Apple Watchが安静時の高心拍数を感知、冠状動脈血栓を予知して一人の命を救う

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またまたApple Watchが一人の命を救いました。

South China Morning Postによると、76歳のGaston D’Aquino(ガストン・ダクイーノ)氏が教会の中で座って安静にしている時に、彼が身に付けているApple Watchが高心拍数の警告を発したため、近くのローカル病院に行ったそうです。

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Gaston D’Aquino氏。Photo by South China Morning Post

目眩や痛みなどの症状なし、しかし病院での検査の結果は。。

「私は先生に、なぜ私がここにいるのかわかっていませんが、私の時計が私が高心拍数だと警告したのだ、と伝えたのです」とD’Aquino氏は語ります。「先生はどこか悪いのですか?と尋ねましたが、私はいいえ、私はとても元気です。とてもよく、全く問題ないと答えたのです」

しかし心電図による検査の後、やはり何か問題があることがわかりました。そこで医者が更に検査を進めたところ、なんと心臓の冠状動脈の3本の主要な動脈のうち2本が完全に詰まっていて、残りの1本も90%詰まっていたことがわかったのです!当然、これは突然の心臓発作に繋がる重大なリスクを抱えていることになります。

D’Aquino氏は、彼はかつて心臓病の専門医を訪ねたことがあり、その際には日常の糖尿病や、高コレステロール、そして高血圧については指摘は受けたものの、そこまでの重大な問題ではないとされていたと語っています。

目眩や痛みなどの症状なし、しかし病院での検査の結果は。。

医者は上記の診察と検査結果をD’Aquino氏に報告して、血管整形手術を勧めました。当然ながらD’Aquino氏もすぐにそれを受け入れ、そして動脈にステント(血管を広げるための医療道具)を入れ、血管を広げて詰まっていたところを取り除く手術を受けたのです。

主要な冠状動脈のうち3本に2本は完全に詰まり、あと1本は90%も塞がれていたという正に致命的な状況であったに関わらず、実際の症状は一切なかったD’Aquino氏ですが、結果的にApple Watchによって一命を取り留めたことになります。自分の命が助かって朝を迎えられたことが非常に素晴らしく、命があることって何て素晴らしいんだろう、と感じ、全ての景色が美しく見えたそうです。

ティム・クックCEOもお礼状に返信

D’Aquino氏は4月の頭に、Appleのティム・クック(Tim Cook)CEOにお礼状をメールしました。

そのメールの内容には、Apple Watchが高血圧を感知するまで、全く何も目眩や痛みなどを感じなかったこと、また2週間前に自身のいとこを重大な心臓病によって亡くしていることから、自分の経験と合わせてもっと周知して欲しい、と書かれていました。

ティム・クックCEOはそのお礼状への返信で、D’Aquino氏の命が助かったことについて、お役に立てたことを嬉しいと思うとし、この物語をシェアしてくれたことへの感謝と、今後周知に努めることを約束しています。

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Apple Watchの高心拍数通知機能をオンにしよう!

Apple Watchには、watchOS 4から、「高心拍数通知」機能が標準で搭載されています。Apple WatchをペアリングしているiPhoneのWatchアプリから、マイウォッチタブ(下の一番左)で心拍数>心拍数の通知の高心拍数とタップし、そこで安静な状態が10分続いた際に、いくつ以上の心拍数になったら警告を鳴らすかを選びます。Apple Watchを常に身に付けている人であれば、普段の心拍数が記録されているので、そこで歩行時の心拍数よりも高い数字を設定しておくといいかもしれません。

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この機能を使えば、安静時に一定以上の心拍数になった時に警告されるため、上記のD’Aquino氏のような、冠状動脈血栓など致命的な症状の予知にも役立ちます。デフォルトではオフになっているので、ぜひオンにすることをお勧めします。自分は健康だ、と思っていても、いつ何が起こるかわかりませんからね。

Apple Watchは過去に多くの人の命を救っている

ちなみにこれはApple Watchがユーザの命を救った最初の出来事ではありません。当ブログでもこれまでお伝えしたとおり、Deanna Recktenwald(ディアンナ・レックテンウォルド)さんという18歳の女性が、やはり安静時に180もの高心拍数の通知を受け、病院で検査したところ、慢性の腎臓病であることが診断されたのです。彼女の場合も全く無症状でした。

他にも昨年、ある女性が凄惨な交通事故に遭った時、緊急SOS機能を使って警察を呼んで助かったことがありました。

またニューヨークの男性が、同じく昨年、HearWatchによって肺血栓塞栓症と診断されたとMen’s Healthが報道しています。他にも、いくつかの例が報告されていて、当ブログでもお知らせしていますので、ご参考まで。

Apple Watchだけではなく、心拍センサーがついたスマートウォッチやヘルスケアバンドであれば同様の検出は可能ですが、Apple Watchは何となく精度が高そうな感じがします。それもAppleのブランドがなせる技でしょうかね。

Apple Watchをお持ちの皆さんはぜひ高心拍数通知をオンにしておくことをお勧めします。また、お持ち出ない方で、糖尿病や高血圧などが慢性的にある方は、ぜひApple Watchを購入することをお勧めします。自分の命を守るために。。

記事は以上です。

(記事情報元:South China Morning Post via MacRumors

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