台湾のEconomic Daily(經濟日報)によると、Appleの生産委託先のInventec(英業達)は既に第2世代のAirPods(AirPods 2?)を既に量産中であることを伝えています。Appleはイヤホンと充電ケースの両方に新しい外装素材を使用し、初代よりもグリップ力が向上しているとされています。
また、上記のレポートによると、この次世代AirPods 2と共に、発売が延期となっているマルチデバイス充電パッドのAirPowerも一緒に出荷されるということですが、確証はありません。ただ、当ブログでも過去お伝えしているとおり、量産が始まっているのは間違いなさそうです。
AirPowerはiPhoneやApple Watchを含む複数の機器の同時充電が可能とされているもので、未発表のワイヤレス充電対応のAirPodsの充電ポッドも充電可能ということで、Appleの公式サイトにもティーザーとして写真が出ていたほどです。
本来AirPowerは昨年のiPhone XSシリーズ/XRと共に発表されるのではないかとみられていましたが、結局は見送られました。そして年末を過ぎてもリリースされませんでした。2017年のiPhone X/8シリーズの発表の際に、AppleはAirPowerを2018年にリリースするとしていましたが、その約束は守られなかったのです。その理由は、多数のコイルを使うことによる発熱等の技術的な問題だったといわれています。結局AppleはAirPowerに関する記述を自社サイトからほぼ消し去っています。
なお、AppleはビデオストリーミングとApple Newsの購読に焦点を当てた3月25日のプレスイベント前後に、新しいAirPodとAirPowerを発売することが考えられますが、他の噂では、AirPods 2は今年秋まではリリースされないという情報もあり、情報が錯綜しています。
さて、AirPods 2がリリースされた場合、また初代AirPodsのように暫く深刻な品切れ状態が続くのでしょうか?最近のAppleの動きを見ていると、そんな気がします。
AirPowerも、技術上の困難を抱えていたことを考えると、最初は品不足になりそうな予感がします。ただ、当ブログで先月1月13日にお伝えした記事によれば、AirPowerは上記のInventec(英業達)ではなく、Luxshare Precision(立訊精密)とPegatron(和碩)の中国大陸の子会社Pegatron Kunshan(世碩電子昆山)の2社で製造されているという情報もあり、全ての情報が正しければ少なくとも3社で製造していることになり、どれかがこけてもそれなりに数を確保できるのかもしれません。
記事は以上です。
(記事情報元:UDN via Apple Insider)