イギリスのメディアEvening Standardの報道によると、イギリス人で19歳のアーサー・スミス(Arhur Smith)君がバイクでのヨーロッパ旅行を終え、ユーロスターに乗って家に帰っている途中に、彼の持っていたiPhone 5sが”爆発”したという。
「iPhoneが、僕が家に帰る途中で寝ている時に、壊れ始めたんだ。僕が起きた時に、周りの人の目線がどんどん変になるのを感じた。まるで犯人が僕のiPhoneのような感じでね。で、僕がiPhoneを見た時、画面は完全にブランク(真っ白?)で、iPhoneをいじろうとしたら、めちゃくちゃ暑くなっていたんだ。それで、とても臭い臭いが車内に漂って、そのあとディスプレイが爆発して、僕の腕に切り傷ができたんだ」
更にアーサー・スミス君は、まるで熱く燃えたぎっている金属片によってやけどしたような感じで、とても怖かったと回想している。しかもヨーロッパが緊張している時だったから尚更怖く感じたようだ。彼はナプキンでiPhoneを包んで”爆発”を止めようとしたと話している。
アーサー・スミス君は血友病を患っていたため、電車がセント・パンクラス駅に着いた後、病院で助けを求めたという。
しかし意外なことに、彼は自分のiPhone 5sが”爆発”したというのに、まだAppleを信じていると語ったことだ。「僕はAppleの製品が好きだ。僕はずっと彼らを信じてる。だから僕はiPhone 5sの代わりにiPhone 5cを買ったんだよ」
スミス君はこれが単なる想定外の事故であることを真に望んでいるという。なぜなら他にも多くの子供がApple製品を使っているからだ。スミス君は必ずAppleと連絡を取るとしている。彼の持っていたiPhone 5sは既に保証期間は過ぎていたものの、彼も他の人と同様iPhoneを枕元に置いて寝る習慣があり、もし自分の顔の横でiPhoneが爆発したら、その被害は想像したくないほどだから、という理由のようだ。
一般的には、Appleはこのような個別の例に対して何かコメントを出すようなことはないが、今回のアーサー・スミス君のような例についてはどう反応するのか、Appleの対応に注目が集まる。
画蛇添足 One more thing…
アーサー・スミス君が手に持っているiPhoneは基本的にiPhone 5sであることは間違いないようだが、肝心のディスプレイ部分が隠れていてどのように爆発したのかがよく見えないのが残念だ。またシャーシ内部もバッテリーの上側に溶けたような跡があるため、バッテリーが爆発した可能性もあるが、それにしては周囲がかなり綺麗なのも少々気になるところでもある。爆発したなら火がついたりして、焼け焦げていてもいいはずなのだが。。
充電中だったのかそうでなかったのかによってもAppleの対応も変わってくるだろう。またもし充電中だったとしたら、充電に使われたケーブルやアダプタが純正品或いは信頼のおけるレベルのものだったかについても議論の余地があるといえるだろう。
ともかく、怪我をしたのがアーサー・スミス君のようなAppleのファンで、しかも怪我の程度があまり酷くなかったことが不幸中の幸いだったといえるだろう。
記事は以上。
(記事情報元:Evening Standard)