【iOS 11.0.2で対策されアクティベート不可に】SoftBank/au/docomo版iPhone 5以上全機種対応のSIMロック解除アダプタ【スマートキングX】登場!【SIM下駄】

  • ブックマーク
  • Feedly
  • -
    コピー

私も開発に関わっていた中国深圳発のSIMロック解除アダプタ(通称「SIM下駄」)の定番で、「載せて挿すだけ!」が合い言葉だった【スマートキング(SMARTKING)】に最新版が登場!!

その名も【スマートキング X(SMARTKING X)】だ。今回のスマートキングXでは、正に「載せて挿すだけ」で解除可能だ(但し、SIMカードの入れ替えにはWi-Fi環境が必要)。

重要!注意!

2017/10/4にリリースされたiOS 11.0.2によってアクティベーション方式が見直されたことで【スマートキングX】が対策されてしまい、アクティベーションが不可になった。対策方法もあるが大変複雑になり、場合によってはオールリセットが必要になっている。具体的な方法の解説ページはこちら

現在スマートキングXを使っている人はiOS 11.0.2以上に上げないように。また既に上げてしまった人は上記の手段で使用できるようにするしかない。

そしてSoftBank/AT&T/Sprint版の人はバージョンアップしても問題ないファクトリーアンロックをお勧めする。

 

 

SIMロック解除って何?

日本のソフトバンク/au/docomoで販売されているiPhoneは、基本的にSIMロックがかかっていて、購入したキャリア或いはそのキャリア所属のMVNOのSIMしか使用することができないようになっている。

現在はこの三大キャリアも法令により、iPhone 6s以降はSIMロックを解除してもらえるが、ソフトバンクとauは購入から半年を待つ必要があるなど煩わしい点がある(docomoも初回契約から半年経っている必要がある)。そしてiPhone 6を含むそれ以前に発売された機種は解除してもらえない。

これらの機種のSIMロックを解除し、他のキャリアや海外に出かけたときにSIMフリー版として使えるようにする。。それがSIMロック解除だ。当ブログでもSIMロック解除方法についてまとめているのでご参照下さい。

 

SIMロック解除アダプタ(SIM下駄)とは?

SIMロック解除アダプタ、通称「SIM下駄」は、SIMトレイにSIMを載せる際にその下に履かせるような形で装着するフレキシブル基板で、その上に回路やキャリアを偽装するためのチップを搭載することでSIMロック解除(SIMフリー化)を実現する製品のこと。

下に履かせるために「SIM下駄」という通称となっている。

 

スマートキング(SMARTKING)の最新版「X」がついに登場!

【スマートキング X】は、SoftBank/au/docomoのiPhone 5以上(nano SIMのiPhone)の全機種に対応、しかも個体差がなく安定して解除可能で、4G-LTE通信やテザリングが問題なく使えるというこれまでのSIM下駄の弱点を全て補う究極の「SIM下駄」となっている。

【スマートキングX】対応機種一覧

  • iPhone 7/iPhone 7 Plus
  • iPhone SE
  • iPhone 6s/iPhone 6s Plus
  • iPhone 6/6 Plus
  • iPhone 5s
  • iPhone 5c
  • iPhone 5

 

スマートキングXと従来のSIM下駄(スマートキング、GPP、R-SIM含む)の違い

スマートキングXは従来のSIM下駄(スマートキングに限らず、GPPやR-SIM等含む)に比べ、大きく進化している。その違いをいくつか並べてみよう。

  • キャリア毎にわかれていない、オールインワン
    以前のスマートキング、またその他のSIM下駄では、それぞれSoftbank版、au版、docomo版など端末のキャリア毎に選んで購入する必要があったが、今回のスマートキングXでは、それら3つのキャリアをどれもこの1枚で解除することが可能となった。
  • 安定した解除を実現
    特にR-SIM等は個体差があり、解除できる場合とできない場合があったり、暫く時間が経つともう一度SIMをアクティベートしないと使えなかったりすることもあったが、スマートキングXはそのようなことがなく、個体差のない安定した動作を検証の結果確認している。
  • 対応機種の拡大、4G-LTE通信が安定して使用可能
    これまではiPhone 5以上は2G環境でしか安定して使えなかったが、今回のスマートキングXではiPhone 5以上でも4G-LTEの通信が問題なく行える(但し電波の種類がハードウェアと合わない場合は4Gや3Gの通信はできないので要注意。例:au版のiPhone 5sを中国移動のSIMで利用するとEdge(2G)通信のみとなる)。
  • テザリングも可能に
    従来のSIM下駄ではテザリングができないことがあったが、スマートキングXでは問題なく行えることを確認済み。
  • 特殊なSIMトレイは必要なし
    従来のSIM下駄の一部は、チップが大きいためはみ出ており、そのために特殊なSIMトレイ(SIM下駄に付属)を使用する必要があるものもあった。スマートキングXはそんな特殊・特別なSIMトレイは必要なく、これまでのiPhoneに付属しているSIMトレイをそのまま利用できる。

 

スマートキングXのパッケージ

初期は以前と同じパッケージになるようだが、その後順次以下の新パッケージに入れ替わっていく予定!

SmartKingX_スマートキングX_Package_01 SmartKingX_スマートキングX_Package_02

【スマートキングX 設定方法】

まずは製造・販売元のキングモバイルが実験している動画「かんたん設定方法」をぜひご覧あれ。私も中国で実際にこの目でこのスマートキングXの解除シーンを見ている。

さて、実際にauのSIMロックがかかったiPhone 7 PlusでスマートキングXを使ってSIMロック解除を実行してみよう。

▼今回の例はau版(キャリアがKDDI 27.1)。モデルのところのMN6K2はiPhone 7 Plusのモデル番号だ(J/Aは日本版という意味。Suicaが使えるタイプだ)。

▼APNの設定(キャリアプロファイルのインストール)を、キャリアのネット上の説明通りに行おう(MVNOでも可能)。基本的にはキャリア設定プロファイルをWi-Fi経由で落としてインストールする形だ。インストールが完了したら、設定>一般>プロファイルで、差し替えたいSIMのプロファイルが入っているか確認する。

▼ちなみにまだスマートキングXを挿さずに他のキャリアのSIMを挿すとこのような表示が出る。

▼さて、Wi-Fi環境がある状態でスマートキングXをSIMトレイにかませて、その上から使いたいSIM(今回の例はdocomoのSIM)を載せてiPhoneに挿入する。すると、左上の電波表示がこのようになり、「iPhoneのアクティベートには数分かかることがあります」と出る。

▼ほんの少し待つと、アクティベートが完了し、ホーム画面が現れる。左上のアンテナの部分のキャリア表示がdocomoになっているのがわかる。

▼設定アプリのキャリア表示もNTT DOCOMOとなっている。

▼設定>一般>情報で見てみると、キャリアがドコモ27.0に変化しているのがわかるはずだ。つまりSIMフリー版と同じ挙動になるということ。

▼Wi-Fiを切ってみると、ちゃんと4G表示になっていることがわかる(LTEではないが)。

▼APNがちゃんと設定されていれば(キャリアプロファイルが問題なくインストールできていれば)、4G-LTEの通信も問題なく行える。Yahoo!Japanを試しに開いてみたところ。

▼もちろん通話も問題なし。

 

【注意事項】

スマートキングXにも、いくつかの注意事項がある。うちいくつかはSIM下駄ならではのデメリットとなるので要注意だ。

SIM下駄ならではのデメリット

  • 今回のSIM下駄「スマートキングX」はキャリアの偽装ではなく、ネットワーク認証許可を得る過程を回避する、という方法がとられている。従って、今後のApple側によるネットワーク認証方法が変更・対策されて使えなくなる可能性がある。その場合、OTAアップデート等は可能だが、iTunesに接続した復元をするとSIM下駄が使えなくなる
  • SIM下駄はやはりチップに微量とはいえ電力を供給する必要があるため、バッテリーの持ちは通常のSIMフリー版やSIM下駄を履いていない状態よりは悪くなる。これはSIM下駄の運命ともいえる。
  • 基本的に通常のSIMカードの下にフレキ基板を履かせて挿入することになるため、挿入が固くなる。装着位置などが悪く、挿入が固い状態で無理矢理挿入すると、場合によってはロジックボード上のSIMカードスロットが故障して、SIMカードが中に入ったまま取り出せないことになることもあるので要注意(要修理)。
  • ハードウェアが対応していない周波数のものを拾えるようになるわけではない。特にiPhone 5/5s/5c/6はハードウェア的にサポートする周波数がキャリアによって異なるので、要注意だ。

 

スマートキングX限定のデメリット

  • 今回のスマートキングXでは、再アクティベーションが必要となるため、SIMの入れ替えの際にはインターネットに繋がったWi-Fi環境が必要となるので要注意。
  • APNの設定を先にしておかないと、ネットに繋がらないか、最悪の場合はパケ死する可能性があるので、必ずAPNを先に設定しておくこと。またその際にもキャリアプロファイルのダウンロードが必要となるため、Wi-Fi環境が必須だ。

 

 

【スマートキングXのご購入はこちらから!】

スマートキングXのご購入はAmazonで。決済も安心、そして日本全国送料無料だ。

価格は記事更新現在税込2,780円、納期は3〜5日でお届けとなっている。

内容物:Unlock基板、SIMピン。

※中国国内でのご購入をご希望の方は、メニューの問い合わせフォームから【スマートキングXの中国国内購入について】としてご連絡いただければ対応予定です。

※初期のパッケージはリンク先の古いスマートキングのものになっているが、中身は問題なくスマートキングXなので安心して欲しい。

 

iOS 11.0.2以上の方は当ブログのファクトリーアンロックをどうぞ

※iOS 11.0.2以上にアップデートされた方や、上記の注意事項・デメリットに敏感な方は、当ブログでも提供している究極のSIMロック解除方法、「ファクトリーアンロックサービス」をご利用ください。

記事は以上です。

Visited 834 times, 1 visit(s) today
  • ブックマーク
  • Feedly
  • -
    コピー

この記事を書いた人