サムスン(SAMSUNG)は企業としての品格を疑われても仕方がないようなことを自ら何度もしでかしています。今回も、また1つ積み重ねてしまったようです。
iPhoneのライバルとして君臨してきたサムスンのGalaxyシリーズ(本来はデザインからしてiPhoneのパクリであることは明白ですが)は、カメラの性能についてもiPhoneと対抗するために、Galaxyで撮影されたという写真を公開してきました。しかし最近、Galaxy A8 Starで撮影されたという写真が、実はデジタル一眼レフカメラで撮影されたという事実が、撮影者によって明かされてしまったことがCult of Macによって報道されています。あーあ、恥ずかしい〜。。
プロカメラマンのDunja Djudjicさん(女性)が自身のウェブサイトで、サムスンGalaxy A8 Starのポートレートモードを紹介する画像で、自身がデジタル一眼レフカメラで撮影した画像が使われていたことを明らかにしています。この画像はGetty Imageにアップロードされていて、それをサムスンが流用したようなのです。しかも、この写真は彼女によって撮られただけではなく、被写体も彼女自身なのだそうです。
確かに、このサムスンのGalaxy A8 Starのサイトの下の方にスクロールすると、今でもこの写真が用いられています。
そしてDunja Djudjicさんはサムスンに質問状を出しましたが、まだ回答を得られていないということです。
実は、サムスンがデジタル一眼レフカメラで撮影された写真をGalaxyで撮影したとして公開したのはこれが初めてではありません。
今年の夏にも、サムスンのブラジルのGalaxy A8の宣伝サイトで用いられている画像がGetty Imagesから流用されたものであることがTwitterで指摘されていました。
iPhoneをディスる広告はまだかわいいものでしたが、実際にGalaxyで撮っていない写真をGalaxyの画質だと偽って公開するのは、明らかにフェイクであり、人を騙す行為です。もしかしたらサイトやCMは広告代理店への丸投げで、広告代理店のスタッフが行った可能性もありますが、そういったものがチェックが漏れてまかり通ったり(普通は素材くらいは依頼主から提供されるのではないでしょうか。もしこの素材がサムスンから提供されていたらもっと問題ですが)、指摘されても直さないのはさすがに企業としての品格を疑わざるを得ません。
私はサムスンの製品はもう買いません(以前、初代Galaxy Noteだけはすごかったので買ってしまいましたが)。Appleはそんなことはしないと信じています。
記事は以上です。
(記事情報元:Cult of Mac)