Appleユーザの忠誠度は米国と中国でSAMSUNGを大幅に上回る!

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China_iPhone4s

Kantar Worldpanelの最新の研究調査によれば、
今後一年間で携帯を買い換える場合、
iPhoneユーザの88%が引き続きiPhoneを使用したいと考えており、
わずか3.7%の人がSAMSUNGに切り替えようと考えているという。
それに対しSAMSUNGユーザのうち76%が引き続きSAMSUNGを使用したいとし、
8.5%がiPhoneに移行したいと考えていることがわかった。

スマートフォン市場が飽和状態になりつつある今、
ユーザの自社ブランドへの忠誠度を上げることが、
各スマホメーカーの主要な戦略となっているのは間違いない。

上記は米国のユーザに対する調査結果だが、
同じ内容での中国での調査結果は、
iPhoneユーザの41%が継続利用を考えており、
35%がSAMSUNGに切り替えようと考えているのに対し、
SAMSUNGユーザのうちなんと46%ものユーザがiPhoneに切り替えたいと考えているという。

Kantar Worldpanelのユーザグループ分類データによれば、
iPhoneの機種別シェアは、
米国ではiPhone4sが27%、iPhone4が22%、iPhone5が24%に対し、
中国ではiPhone4sが36%、iPhone4が33%、iPhone5が15%となっており、
中国の方が古い機種のシェアが高いことがわかる。
このデータでは最新のiPhone5sやiPhone5cのシェアについては言及していないが、
中国でも昨年末からLTEサービスが始まったことを考慮に入れれば、
今後の中国のiPhone機種別シェアも変わってくるのではないかと考えられる。

Kantar Worldpanelは、一台の携帯の使用寿命は次世代携帯の外形デザインや性能に左右されるといい、
当然AppleのiPhone6への買い替えの速度もそれらが大いに関わってくるという。
中国では2013年には39%のユーザがiOSからAndroidに切り替えており、
そのうち12.3%のユーザは5.5インチ或いはそれ以上のもっと大きなディスプレイを求めたからであるという。
しかし米国ではiOSからAndroidに切り替えた人は14%しかおらず、
5.5インチ以上の大型ディスプレイを求めた人はたったの2.1%であったという。

Kantar Worldpanelのまとめとしては、
中国市場では多くの人が大きなディスプレイを求めて既にスマートフォンを買い換えており、
Appleはそれらのユーザを説得して更に金を出させてiPhone6を買わせる必要があり、
ユーザ争奪のプレッシャーは米国よりも大きいという。
Appleは今でも、もう少し早く大型ディスプレイ機種を導入しなかったことについて批評をされることはほとんどない。
というのもAppleのDNAには流行を追うというものはないからだ。
なぜなら同社は流行を盲目に追えば、ユーザエクスペリエンスを犠牲にし、
クロスプラットフォームの開発に悪影響を与えると考えているからだ。

ただ、次世代iPhoneのiPhone6が大型ディスプレイを採用するのが本当であれば、
流行を追ったと言われても反論できないところではある。

記事は以上。

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