最新のmacOS Mojave 10.14.2、今後MacシリーズにAMD Radeon Pro Vega GPUが搭載されることを示唆

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Appleの記事更新現在最新のmacOS Mojave10.14.2アップデートが、新しいAMD Radeon Pro Vega GPUが今後リリースされる或いはアップデートされるMacシリーズの採用を示唆していることをApple InsiderCult of Macが報じています。

Appleは最近、MacBook Pro 15インチでより速いAMD Radeon Pro Vega GPUを選択できるようにしましたが、今後2019年の早期にも他のMacシリーズがこのVega GPUラインナップで更新されることになりそうです。AMD Radeon Pro Vegaオプションが追加されたことは、当ブログでも以下の記事で紹介しています。

Appleの最新のMacBook Proでは、更に進化したAMD Radeon Pro Vega 16とVega 20がCTOのオプションとして選択できるようになっています。かつてはRadeon Pro 555XとRadeon Pro 560Xという選択肢だったのですが、それが入れ替わった形になりました(デフォルトがRadeon Pro 560Xになっています)。このAMD Radeon Pro Vegaへのアップグレードが可能になったことは、動画編集を行うクリエイティブなプロ向けのもので、彼らにとっては嬉しい変更だったに違いありません。そしてAppleは同様の変更を他のMacシリーズにももたらそうとしているようです。

GPU-Image

さて、ではなぜそのことが明らかになったのかというと、まず、新しいAMD Radeon Pro Vega 10とVega 20 GPUの存在が、Linuxのドライバアップデートから明らかになりました。

米国時間金曜午後に、AMDがRadeonSI MesaとAMDKFD/AMDGPUのカーネルドライバーのパッチを発表しましたが、そこに新しいPCI IDが含まれていた、とPhoronixが報じています。そして最初の4つの”Vega 20″のPCI IDが既にLinuxのドライバーの一部となっていて、0x66A4が追加されているということです。

そしてVega 10のPCI IDは6つあり、0x6869、0x686A、0x686B、0x686D、0x686E、0x686Fとなっているようです。

これらのPCI ID(識別子)は、現在存在するAMD GPUのラインナップとは一致しません。というわけで、これらは新しいGPUで、未発表のGPUのものだと考えられるのです。そしてLinuxのカーネルドライバ以外にはたった1つだけ。。そう、Appleが最新でアップデートしたmacOS Mojave 10.14.2の中に、これらのPCI IDがGPUOpenのGFX9部分においてリスニング対象になっていることが発見されたのです。

このことはつまり、macOS及びそれが搭載されるMacシリーズが今後これらのGPUに対応することを示しています。そのタイミングは、先日のタイミングで対応が導入されたことを考えると、来年2019年の頭か、または春頃になるのではないかと思われます。

AppleはMac用に自社でARMベースのCPUやGPUの開発も行っているといわれていますが、それらがいつリリースされるのかどうかはわかっていません。AMD Radeon Pro Vegaシリーズはそれまでの繋ぎになる可能性があるといえるでしょう。

記事は以上です。

(記事情報元:Apple InsiderCult of MacPhoronix

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