Appleが本日、公式サイトのMacBook Pro 15インチ(2018年TouchBar搭載モデル)において、CTOのグラフィックス(GPU、グラフィックカード)オプションとして、2種類の「Radeon Pro Vega GPU」の追加提供を開始しています。
Radeon Pro Vega GPUはMacBook Pro 15インチ 2018モデルのうち、上位の「Touch BarとTouch ID 2.6GHz 6コアプロセッサ 512GBストレージモデル」のみ選択が可能で、「Radeon Pro Vega 16(4GB HBM2メモリ搭載)」で+27,500円(税別)、「Radeon Pro Vega 20(4GB HBM2メモリ搭載)」で+38,500円(税抜)となっています。
今回オプションとして追加された「Radeon Pro Vega GPU」は、AMDによるノートブック型コンピュータに初めて搭載されるディスクリート型モバイルGPUで、現行Mac最高機種のiMac Proに搭載されているものと同じグラフィックアーキテクチャを持ち、強力な演算エンジンをもたらします。
追加された2種類のオプション、Radeon Pro GPUのGPUパッケージには、共通して4GB HBM2メモリが搭載されています。このHBM2メモリは第2世代の広帯域幅メモリで、GPUメモリ帯域幅を2倍に広げつつ、必要なパワーを大幅に削減可能なため、従来のGPUより最大60倍速いグラフィックス性能を発揮し、標準で選択可能なRadeon Pro 560Xよりも最大60%速くなるということです。
さすがにビデオ編集・3Dワークフロー・ゲーム開発などを行っている方で、かなりのスペックを求めている方でないと、これらのRadeon Pro Vegaの性能は持て余すと思います。もともとかなり価格が高いMacBook Pro 15インチ Touch Bar搭載モデルですが、eGPUを導入するよりはこちらの方が安いと思ったらいいのかもしれません。
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(記事情報元:MacRumors)