Appleの新型iPhone【iPhone X】は、リリースされて以来大きな問題はありませんが、小さい問題が間断なく発生しています。当ブログでも一部お知らせしていますが、フロントスピーカーから雑音が聞こえる問題や、ディスプレイが低温で使えなくなるなどの問題が発生していますが、皆さんが一番心配なのが、小さい問題とはいえ使用に影響が出る縦に緑の線が表示されてしまう問題、”Green Line Gate(グリーンラインゲート)”ではないでしょうか。
当ブログでもお知らせしているとおり、iPhone Xにはごく少数ではありながら20件以上緑の線が出るという問題がネット上で報告されており、この緑の線が非常に目立つため話題となっています。これまで、多くの人はこの緑の線は組立の工程に問題があったのではないかとみていましたが、本日韓国の業界内の事情に詳しい人物からの情報によると、問題は恐らく製造元のサムスン(SAMSUNG)の品質の低下によるものだということです。
韓国のThe Korea Heraldが伝えたところによると、iPhone Xが発売される前に、サムスンは既に納期の遅れによる違約金をAppleに支払っており、それによってiPhone Xの発売が遅れたとのことです。内部事情を知る人物によると、「Appleはあまりにも製品への要求が厳しすぎ、サムスンは全力をかけてAppleの要求を満足するしかない状態でした」とのことです。そして納期遅延という”前科”があるため、サムスン側に問題の原因がある可能性が高いというのです。
なお、この有機ELディスプレイに線が出る問題は、去年のサムスンのGalaxy S7でも発生していました。ただ、当時はピンクの線で、緑の線ではありませんでした。この端末には同じくサムスンで製造された有機ELディスプレイが搭載されていました。疑惑について、サムスンは評価を下すことを拒否し、組み立てているメーカーが自ら検査すべきとしています。その上、「もしディスプレイ自身に問題があれば、出荷検査でわかるはずだ」とも述べています。
サムスンの言い分によれば、緑線問題の原因はやはり組立の過程にあったのかもしれませんが、Appleからの詳細の調査結果が出ない限り、その真相は明らかにならないでしょう。ただAppleはサムスンに非常に高い品質要求をつきつけているのも事実ですし、iPhone X自体が全く新しいデザインとなっていて、コストも110ドルを下らないといわれています。生産ラインも確かに新しい組立方式に慣れる必要があります。
Appleは既にこの緑線問題を把握しており、連絡すれば無償交換に応じるそうです。もし当たってしまった人は、すぐにAppleに連絡した方がよいでしょう。
記事は以上です。
(記事情報元:The Korea Herald)