スマートフォンのみならず、テクノロジー業界の2大巨頭ともいえる、
Apple(アップル)とSAMSUNG(サムスン)のいつ果てるともしれぬ特許戦争。
AppleInsiderの記事によると、
先週日本の東京地方裁判所が下した判決によれば、
SAMSUNGがAppleの基本的な権利を濫用した上で、
Appleの製品販売差し止め令を裁判所に要求し、
更にAppleから多くの権利費用を取ろうとしていると判断した、
との見解を示した。
これはAppleにとって、SAMSUNGの特許戦争の中でまた1つ勝利を収めたことになる。
SAMSUNGは3GPPモバイル標準に関する特許を利用して、
Appleから大量の権利費用をせしめようとし、
同時にその対象となるAppleのデバイス「iPhone4」の販売差し止めを要求していた。
SAMSUNGのこの日本での挙動は、
米国で彼らが米国国際貿易委員に申請したAppleに対する制裁行動とそっくりで、
ちなみにその米国のSAMSUNGの申請もオバマ政権によって否決されている。
ヨーロッパ(EU)でもSAMSUNGは同じようにこの特許標準を利用して、
裁判所に対しApple製品販売差し止めを要求しているが、
EUもSAMSUNGのこのような行動に対し慎重に調査を進めている段階だ。
日本でのAppleとSAMSUNGの特許訴訟の流れとしては、
昨年既にSAMSUNGが標準特許の濫用を何回も指摘されている。
が、SAMSUNGもお膝元韓国での公正取引委員会のサポートを受けており、引き下がっていなかった。
今年2月にAppleはSAMSUNGが標準特許を濫用しているとして控訴しているが、
韓国の公取に差し戻されるという事態が発生している。
記事は以上。
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