iOS8はやっぱり人気がない?
Apple公式サイトのテクニカルサポートページで、iOSシステムのインストール率(適用率)グラフが新年に入った後また変化した。
iOS8のインストール率、68%に。前回に比べ4%アップ
最新のデータによると、iOS8のインストール率は68%に上昇し、iOS7は29%となり、残りはiOS6かそれより低いバージョンとなっている。Appleが前回のiOSのインストール率のグラフを更新したのは昨年12月22日で、その時のiOS8のインストール率の数字は64%だった。
注目すべきは、iOS7の適用率が前回更新の12月22日に比べ3%増えていることだ。そしてもっと注目すべきは、上記のグラフのこの3つの数字を足すとパーセンテージが101%になってしまうことだ(笑
Mixpanelのデータでも、iOS8は昨年のiOS7ほどインストール率があがっていないことが明らかに
マーケティング分析会社Mixpanelも最新のiOSシステム分布データを公開したが、そのうちiOS8のインストール率は69.93%、iOS7は27.86%となっている。Mixpanelのデータは即時更新されるため、理論上はAppleが公表する数字よりも現状では正確だということができる。
ただ、Appleの数字であろうがMixpanelの数字であろうが、iOS8のインストール率は、昨年度時期のiOS7のインストール率78%に比べて10%も低いのがわかる。
iOS8のインストール率が4%上昇した理由
そして12月22日から本日までの約2週間でiOS8のインストール率が一気に4%増加したのは、クリスマスなどの年末セールでiPhone6/6 Plusが大売れだったことと密接な関係があることは容易に想像できる。
iOS7の適用率が3%上昇したのも、もしかしたらiPhone5sも同時期に売れたからかもしれない。
iOS8がiOS7に比べ普及率が低いのには2つの理由があると考えられる。
1つはiOS7はiOS登場以来初めて全体的なデザインを変更したため、多くのユーザを惹きつけたということ。それに対し、iOS8はiOS7と見た目的には大差がないのがあまりユーザを惹きつけないのだろう。
もう1つはiOS8へのOTAアップデートには大きな空き容量が必要となり、一部のアップデートしたいユーザも手を引っ込めるしかないという状況にあるということが挙げられるのではないかと思われる。
記事は以上。