Appleは日本時間本日2020年5月21日未明(午前2時頃)に、iPhone用OS、iOS 13.5及びiPad用OS、iPadOS 13.5をリリースしました。iOS 13としては通算11個目のバージョンアップです。一つ前のバージョン、iOS/iPadOS 13.4.1から1ヶ月半近く経ってのリリースとなり、頻繁なアップデートを繰り返してきたiOS/iPad 13のうち、1つ前の13.4.1は比較的長くもったバージョンとなりました。小数点1桁アップデートのため、いくつかの機能追加と大幅なバグ修正と改善が行われています。
iOS 13.5 アップデートの内容・修正点、リリースノート
AppleはiOS 13.5のアップデートのリリースノートで以下のように記しています。
iOS 13.5では、マスク着用時にFace ID搭載デバイスのパスコードフィールドに素早くアクセスできるようになります。また、公的保健機関から提供される新型コロナウイルス感染症(COVID-19)接触追跡Appに対応する接触通知APIが導入されます。このアップデートにはさらに、グループFaceTime通話のビデオタイルを自動的に目立たせる機能を制御できるオプションが追加され、バグ修正およびその他の改善も含まれています。
Face IDとパスコード
- Face ID搭載デバイスでのマスク着用時のロック解除操作を簡略化
- マスク着用時にロック画面の下端から上にスワイプすると、パスコードフィールドが自動的に表示
- App Store、Apple Books、Apple Pay、iTunesや、Face IDでのサインインに対応するその他Appでの認証時にも使用可能
接触通知
- 公的保健機関から提供される新型コロナウイルス感染症(COVID-19)接触追跡Appに対応する接触通知API
FaceTime
- グループFaceTime通話で参加者が話しているときにビデオタイルのサイズが変更されないように、自動的に目立たせる機能を制御できるオプション
このアップデートにはバグ修正およびその他の改善も含まれています。
- 一部のWebサイトからストリーミングビデオを再生しようとしたときに黒い画面が表示されることがある問題を修正
- 共有シートでおすすめやアクションが読み込まれないことがある問題に対処
一部の機能は地域やAppleデバイスによっては利用できないことがあります。Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
iPadOS 13.5アップデートの内容・修正点、リリースノート
AppleはiPadOS 13.5のアップデートのリリースノートで以下のように記しています。
iPadOS 13.5では、マスク着用時にFace ID搭載デバイスのパスコードフィールドに素早くアクセスできるようになります。また、グループFaceTime通話のビデオタイルを自動的に目立たせる機能を制御できるオプションが導入されます。このアップデートにはバグ修正およびその他の改善も含まれています。
Face IDとパスコード
- Face ID搭載デバイスでのマスク着用時のロック解除操作を簡略化
- マスク着用時にロック画面の下端から上にスワイプすると、パスコードフィールドが自動的に表示
- App Store、Apple Books、Apple Pay、iTunesや、Face IDでのサインインに対応するその他Appでの認証時にも使用可能
FaceTime
- グループFaceTime通話で参加者が話しているときにビデオタイルのサイズが変更されないように、自動的に目立たせる機能を制御できるオプション
このアップデートにはバグ修正およびその他の改善も含まれています。
- 一部のWebサイトからストリーミングビデオを再生しようとしたときに黒い画面が表示されることがある問題を修正
- 共有シートでおすすめやアクションが読み込まれないことがある問題に対処
一部の機能は地域やAppleデバイスによっては利用できないことがあります。Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
iOS/iPadOS 13.5の主な変更点
最も大きな変更は、マスク着用時のFace IDスキップ、つまりパスコード・パスワードロックへの移行と、あとは接触通知という、両方とも新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するものです。
このうちFace IDスキップ機能については、当ブログで以前紹介していますのでご覧ください。個人的には、マスクをしていてもFace IDで解除できるように裏技を設定したので、パスコードロックに移行すると面倒なのでやめてほしいところです。。
アップデートはOTAで可能
iOS 13.5やiPadOS 13.5へのアップデートは、端末の設定>一般>ソフトウェアアップデート、或いはiTunesから可能です。なお、アップデートパッケージのサイズは小数点1桁アップデートとしては普通で、iPhone XS MaxでiOS 13.3からアップデートする場合は419.4MBで、小数点1桁アップデートの割りには小さいサイズです(だいたい1GB近くなのが通例です)。
とはいえ小数点1桁アップデートなのでかなりアップデートに時間がかかります。アップデートにかかる時間はもちろんデバイスやネットワーク環境などによって変わりますが、アップデート実行中には作業ができなくなるので、できるだけ時間に余裕を持って行いましょう。また、安定したWi-Fiが入るところで充電をしながら行うのが確実です。一番いいのは寝る前にダウンロードして、その後インストール(アップデート)指示をしておくことですね。
同時にリリースされた他のOSまとめ
watchOS 6.2.5
Appleによるリリースノートは以下の通りです。サウジアラビアの人にとっては朗報ですが、まあ他の国の人にとっては。。ですね。
watchOS 6.2.5には、以下の新機能、機能改善、バグ修正が含まれます:
サウジアラビアでApple Watch Series 4以降の“心電図” Appを利用可能
サウジアラビアで“不規則な心拍の通知”を利用可能
一部の機能は国や地域によっては利用できないことがあります。詳しくは、以下のWebサイトをご覧ください:
https://www.apple.com/jp/watchos/feature-availability/
このアップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
tvOS 13.4.5
一般的なパフォーマンスと安定性が改善しています。
iOS 12.4.7
旧iOSデバイス用にiOS 12.4.7 ソフトウェア・アップデートもリリースされています。このバージョンでは主にセキュリティアップデートが施されています。
iPhone 11シリーズ/iPhone SE 2用を含む、iOS 13.5/iPad 13.5オリジナルファームウェアのダウンロードはこちらから
最新の【iPhone 11/iPhone 11 Pro/iPhone 11 Pro Max/iPhone SE 2】用も含め、iOS/iPadOS 13.5のファームウェア(OFW)のダウンロードリンクはこちらです(順次アップデート予定)。
基本的にはiOSは最新バージョンにしか復元できないようになっていますが、先にファームウェアをダウンロードしておいて複数台をアップデートする、或いは一つ前のiOSでSHSHが発行されているバージョンへのダウングレードやバージョン維持復元の用途でお使いいただけると思います。
記事は以上です。