iPhoneをiOS 9にアップデートすると、通信関係仕様が変わる。そのため、SIMフリーiPhoneではiOS 9にアップデートすると日本の三大キャリア(NTT docomo、SoftBank、au by KDDI)やMVNO業者(格安SIM)の構成プロファイルが古いとパケット通信ができなくなる(ネットワークが繋がらない)ことがある。
実際、友人はSIMフリーのiPhone 5sとiPhone 6をiOS 9にアップデートしたところ、docomo(ドコモ)のSIMでインターネット通信が使えなくなったようだ。これはAPN設定がうまくいっていないからだと思われる。
APNを手動設定する必要あり
そんなときには、APNを手動で再設定する必要がある。キャリアによっては設定>モバイルデータ通信>モバイルデータ通信ネットワークで手動で設定できるが、docomoやSoftBankなどメジャーなキャリアは手動でのこのAPN設定を許していない。
APNの設定方法は当ブログでもまとめて紹介しているが、最新の情報を以下にご紹介。
AppleのiPhone構成ユーティリティでAPNを手動設定
使用方法はこちら(Apple公式)。
unlockitのAPNエディタでプロファイルをインストール、APNをかんたん設定
- SIMフリーiPhoneのサファリ(Safari)で、Wi-Fiでインターネットに繋がった環境でhttp://www.unlockit.co.nz/ にアクセスし、出てきた画面の下の方で”APNを作成”をタップ。
- 国名をタップし、使いたいキャリアの属する国名を選択する。
- キャリア名を選択する。
- 国名とキャリアが正しいことを確認したら、APNを作成ボタンをタップ。
- 出てきた画面の右上のインストールをタップ。
- パスコードの入力を求められたら入力すればインストールが完了し、APNが設定される。
unlockitのAPNエディタで対応している日本のキャリア
なお、現状上記のhttp://www.unlockit.co.nz/で設定できる日本のキャリアは記事更新時点で以下の通り。ただし、MVNOについてはキャリアによっては公式にプロファイル(Cellular方式)を公開しているので、そちらを適用した方がいいかもしれない。
- ASAHI NET
- B-Mobile
- BIGLOBE
- DTI
- EConnect
- Hi-Ho
- IIJmio
- NTT Docomo
- OCN
- Sakura Mobile
- Softbank
iOS 9にアップデートしたSIMフリーiPhoneのMVNOキャリアでのAPN設定について
日本の各MVNO業者のiOS 9対応状況については当ブログの別記事でまとめているのでご参考まで。
記事は以上。
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