ブラウザ【Opera】のiOS版開発チームが既に解散していることが判明

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5月27日、SlashdotにてBrianFagioli氏が、著名なブラウザ「Opera」には現在iOS開発を行う人がいない、という投稿をした。そのことが、OperaはもうiOS版の開発を終了し放棄するのかという憶測まで呼んでしまった。

opera-portal

OperaブラウザはノルウェーのOpera Software ASA社が制作したタブブラウザで、Windows、Mac、Linux、そしてiOSやAndroidにも移植されているマルチプラットフォームなブラウザだ。

しかしiOS版のOpera MiniとOpera Coastがずっと長い間更新されておらず、一部のユーザがノルウェーのOpera SoftwareにTwitterで質問したところ、「Operaには既にiOS開発チームがない」というのが公式な回答だった。

具体的な原因や理由については公式な回答はないようだ。

iOS版Opera Miniは既に1年以上更新されておらず、Opera Coastも最後の更新が2016年12月となっていて半年更新されていない。またOperaブラウザ業務自体が中国のQihoo(チーフー、奇虎)360と北京クンルンテック(Beijing KunLun Tech、崑崙万維)に買収されていることはテック業界では有名だ。

ただし、iOS開発チームがないことが、Operaが完全にiOSを放棄したことを意味するわけではないようだ。その後、Opera公式がTwitterで、iOS版の開発をやめたわけではなく、アップデート速度がスローダウンしているだけ、と回答している。

小龍的にはこう思った

Operaブラウザは動作が軽いことで有名だ。iOSでもSafariやChromeが少々重たくなってきている昨今、他に競争相手がいなくなるのは寂しい。ただブラウザもセキュリティやパフォーマンスの問題でできるだけアップデートはした方がいいと思われる。中国の会社は儲からないところはずばっと切り捨てるところがあるが、とりあえず公式の見解としてはiOS版は諦めたわけではないようだ。

今後のOperaの動きに注目したい。

記事は以上。

(記事情報元:Slashdot

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