【中国カート場紹介】広州芳村速跑カート場(SUPER KART CLUB FANGCUN)

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私は中国、主に住んでいる広東省中山市付近でカート(ゴーカート、レーシングカート)を趣味で楽しんでいます。今回は広東省広州市荔湾区にある、珠江デルタの中でも指折りの優れたカート場の1つ、「広州芳村速跑カート場」をご紹介します。

芳村速跑カート場 基本情報

  • カート場名称:広州速跑卡丁車倶楽部芳村店(广州速跑卡丁车俱乐部芳村店、GUANGZHOU SUPER KART CLUB FANGCUN)
  • カート場所在地:广东省广州市荔湾区东沙大道南
    (高德地图リンク:https://surl.amap.com/22rQ5ne1i0w3
  • 営業時間:12:00〜24:00(基本年中無休)
  • 料金:
    ・ヤマハ200cc 4スト 6.5馬力(雅马哈200cc四冲):88元/8分 158元/16分
    ・スーパー4スト 10馬力(超级四冲):120元/8分 220元/16分
    ・ヤマハKT100 2スト 15馬力:200元/10分 450元/30分
  • 無料駐車場あり

広州芳村速跑カート場 特徴

広州芳村速跑カート場は、広州荔湾区のかの有名な金ぴかの五円玉ビル(广州圆大厦)の南側の向かいにある、広州というより珠江デルタの中でも指折りの優れたカート場です。高速道路の出口の真下にあり、景色もなかなかです。

入り口や、走っていると五円玉ビルも見えたりします。

サーキットの長さや広さも十分とられていて、コース設計がテクニカルで優れていることもさることながら、コースやマシン、施設の整備が整っていて、更にスタッフやエンジニアの教育もなかなか行き届いています。かつて私を本格的にカート沼に引きずり込んだ、広東では伝説になっている日本人カートレーサー上野さんがまるで主のように常駐していたことが、このカート場の発展に繋がったのは間違いありません(上野さんは既に本帰国されています)。

このカート場では通常のヤマハ200ccの4ストマシンだけではなく、270ccのスーパー4ストや、ヤマハ KT100を搭載した2ストで走ることができるのが特徴です。個人的にはもう2スト以外は遅すぎて刺激がなく、乗りたくないのが正直なところです。

またここでは自前の2ストカートを持って預けることができ、上野さんは自前のカートに押しがけのKT100SDを搭載して、125ccの連中と勝負していました。

よくレースも行われており、私のレースデビューもここでした。レース用には、レース専用車(競技車)が用意されています。

広州芳村速跑カート場 施設紹介

広州芳村速跑カート場の交通の便はよく、車で来るなら高架を降りたすぐ下にあります。ただ、このカート場周辺の高架が夜の時間帯などに非常に混むことがあり、大渋滞でたどり着けなかったこともあります。。

写真を撮り忘れているので写真入りの紹介は今後また補充しますが、まず入っていくと2階に上がる感じになっていて、そこでチケットを買ったり、サーキットを上から観戦しながらエアコンの効いた建物の中で休憩できるスペースがあります。

中から下に降りてくると、1Fにウェアのレンタル(有料)や教習スペースがあり、そしてパドックがあります。パドックではヘルメット、リブプロテクター、ネックプロテクターの装着が義務づけられます(これらのレンタルは無料です)。

右側に行くと自前カートを持つ人の工房やパドックとなっていて、分かれています。私の主戦場はもはやレンタルではなく主にここです。笑

広州芳村速跑カート場 レンタル車両紹介

上記の通り、広州芳村速跑カート場はレンタルですとこの3種類となっています。

  • ヤマハ200cc 4スト 6.5馬力(雅马哈200cc四冲):88元/8分 158元/16分
  • スーパー4スト 10馬力(超级四冲):120元/8分 220元/16分
  • ヤマハKT100 2スト 15馬力:200元/10分 450元/30分

他に、二人乗りの4ストもあったと思います。

通常の4ストとスーパー4ストでも、同じ人が乗るとラップタイムは2秒くらいしか差がありません。2ストですとスーパー4ストと比べても10秒近く差が出るので、やはり4ストはいくらスーパー4ストでも遅いですね。

レンタル2ストは、正直少々調子が悪い車が多く、また車によって性能差が大きいと言えるでしょう。特にKT100エンジンは結構壊れやすく、メンテが大変というのもあるのでわからなくもないですが。。

また、レース用にはレース専用車両があります。

▼これがレース専用車両で、シートベルトはありません。空冷ですが、速度も70km/h近く出ます。

広州芳村速跑カート場 コース紹介

広州芳村速跑カート場のサーキットコース図はこのようになっていて、自ら”偃月刀コース”と名付けられているとおり、三国志の関羽が持つ偃月刀のような形状になっています。直線もありますが、コーナーもなかなか入り組んでいて攻略のしがいがあるテクニカルなコースとなっています。コース幅も結構あるので、レースの際には白熱した闘いが繰り広げられます。

ちなみに表示されているのはレースの時で、通常の練習時には最後から2番目と3番目のコーナーの所が直線ではなく左方向に迂回するコースになっていて、これが2ストではなかなか苦労します。

広州芳村速跑カート場 走行動画

手前味噌ですみませんが、私がaraiのヘルメット上につけているGoPro Hero 9 Blackによるオンボード走行動画をお届けします。

▼カスタム2ストカートでの練習です。 GoProの角度が上向きになりすぎて車体が映っていませんが。。スピード感は伝わるかと思います。 ラップタイムはだいたい37秒台で走っています。22番、F1角田裕毅選手と同じ番号がついた、2019リカルドカートのシャーシです。エンジンは押しがけのKT100SDで、クラッチがない分低速のトルクが高く、ここではタイムが出やすいといわれています。

上はYouTubeですが、中国国内からはbilibili動画でどうぞ。。以下は埋め込みですが、映像が小さいので。。リンクはこちらです。

広州芳村速跑カート場 レース紹介

このカート場ではいくつかのレースチーム主催のレースが開催されています。だいたいは3回に分かれていて、グリッド決めの予選、本戦1、本選2となっています。順走の場合も逆走の場合もあります。

ここでのレースは基本的にはレース専用車両(競技車)が使用されますが、レンタルの2ストカートで行われることもあります。

▼ドラミ(ドライバーミーティング)の様子。ちゃんと共通語(普通話)で説明してくれます。レース進行の注意事項や、ルール、そして旗の説明などがあります。

▼毎回このようなトロフィーが用意されています。他にヘッドカバーなどの賞品もあり。右後ろに模型が積んでありますが、それも賞品としてもらえます。

▼最後にこんな感じで表彰台で表彰してもらえます。

私は基本的にはレース専用車両でのレースに参加しています。以下は2022年5月22日に行われたレースに参加したときの動画です。

▼本戦2。16位スタートで1位フィニッシュ、これは私のレース人生の中で一番会心の走りでした。本戦1では6位だったため、総合では3位に入りました。

 

というわけで今回のカート場紹介はいかがでしたでしょうか。もし中国華南にいらっしゃる方はコメントなどでご連絡ください。ぜひ一緒に走りましょう!

中国で楽しむカート情報に関しては、当ブログでは「中国でカート」カテゴリで詳細に紹介しています。よろしければぜひご覧ください。

記事は以上です。

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